徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

2018-08-12から1日間の記事一覧

人間はヒエラルキーの頂点に立っているなんてよく言うけど果たしてそうなのか?(羆嵐/吉村昭)

吉村昭という作家は初見でしたが、凄いです! 大正4年に起きた史上最悪の鳥獣被害を題材とした作品なので面白いという言葉は本当に適切ではないのですが、ぐいぐい引き込まれました。 「熊被害??現代じゃ考えられないよ~。」なんて軽く考えていましたが、…

女王の原作に恥じない配役で、圧巻のエンディング (オリエント急行殺人事件)

言わずと知れた、アガサ・クリスティのオリエント急行殺人事件の映画化です。 喰わず嫌いで何故か今まで女史の作品は未読でしたが、この映画を見ていつか原作も読みたいなぁ、と食指が動きました。 映画化は2回目ですが、今回も主役級の俳優を豪華にずらりと…

時代が遂に追いついた! (ワンダーウーマン)

昔のTVシリーズのワンダーウーマン(以下WW)は、どちらかと言うとキワモノ扱いで、「チャーリーズ・エンジェルズ」、「600万ドルの男」や「超人ハルク」の裏版みたいな記憶しかないのですが、女性躍進の時代と相俟って、ここに来て超ブレイクしましたね・・…

人は常に善と悪の間で揺れ動く (スリービルボード)

極めて重い内容を扱っている割には、seriousになり過ぎずに鑑賞できる1本でした。 いろんなことがしがらんで、繋がって、そこで紡ぎ出される人間関係。 「どちらかと言うと悪人だけど、ふとした時に見せる優しさ。根は善人だけど、愛憎から生まれてしまうど…

権力の世界は常にドロドロです・・・(住友銀行秘史/国重惇史)

こういう本は、金の為の暴露本なのか?同じ事を二度と繰り返してはいけないという自戒及び後進への警鐘なのか?非常に悩みますが、後者だと信じたいですよね・・・。 しかし自身が大きなプロジェクトの末端として関わっている時なんかにこの本読むと絶対後ろ…