徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

伝記もの

今の子供達は、こういうので勉強できるので羨ましいですねー。(キングダム)

キングダム(映画) キングダムという映画を見ました。今更ですが、原作の漫画が巷で凄い人気らしいです・・・。 キングダム コミック 1-57巻セット 作者:原泰久 発売日: 2020/03/19 メディア: コミック 既に50巻以上出版、今回見た映画はそのうちの5巻位まで…

心の平穏が得られました。じたばたしたってしょうがない・・・(そのうちなんとかなるだろう/内田 樹)

そのうちなんとかなるだろう 通勤は「百害あって一利なし」かもしれないけど、自分の場合は一利ある。少なくとも読書ができるから・・・。 この本の著者のことは知らなかったし、今もよくは知らない。コロナ禍でソフトロックダウンが始まる前に、自身の「読…

「そう来るか~!」のどんでん返し~!・・・(アルキメデスの大戦)

アルキメデスの大戦 ファンの人には怒られるかもしれませんが、菅田将暉氏が何故こんなに人気があるのかが判りません・・・。まぁ、歌も下手じゃないけど、死ぬ程うまい訳じゃないし、そんなに二枚目でもないし・・・。が、この映画を見て、なんとなく彼の魅…

男のロマンは硬派で切ないぜっ!!!!・・・・(フォードvsフェラーリ)

フォードvsフェラーリ (字幕版) これは絶対面白いだろうなぁ、という匂いがプンプンしていたので、見るのが楽しみでした。 鑑賞後、この作品は、もう少しオスカーに絡んでもよかったんじゃないかなぁ?と思うものの、ノミネートは作品賞、編集賞、音響編集賞…

いたって普通の女の子二人が世界をびっくりさせた!・・・(ガール・コード/ソフィー ハウザー&アンドレア ゴンザレス)

ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話 (ele-king books) 正直、こういう作品を読むと、流石アメリカ!と思うと同時に、ちょっと暗くなってしまう・・・。だって、日本ってこういうのが殆ど聞こえてこないから・・・。少…

超魔術は実は話術だった!!・・・・・(超魔術の裏技術/Mr.マリック)

超魔術の裏技術 - 誰の心でも誘導できる - 題名は「超魔術の裏技術」なので、手品のネタ本のように思われる方もいるかもしれないが、話術の本である。著者のマリック氏は「来てます、来てます。」「ハンドパワーです。」「超魔術。」で一世を風靡した方であ…

と、あるスナイパーの人生・・・(白い死神/ペトリ・サルヤネン)

白い死神 冬戦争で「白い死神」と恐れられたスナイパーのお話。 ちなみに冬戦争と云うのは、世界史で習ったような気もしますが、第二次大戦が始って直ぐにソ連が国境を接するフィンランドに侵攻した戦争です。圧倒的な戦力を持っていた筈のソ連に対し、フィ…

視覚以外の感覚が堪らなく刺激される一冊・・・(美味礼賛/海老沢 泰久)

美味礼讃 (文春文庫) 海老沢 泰久氏は野球とモータースポーツのノンフィクション系ライターだと思っていたので、辻静雄という料理研究家をモデルにした作品があることを知って少々驚きました。それが2年前位?いつか読みたいなぁと将来読みたい本のリストに…

天才達と常に命のやりとりをしている、とある編集者の話。(編集者という病い/見城 徹)

最近映画を見る時間が全然取れないので、通勤途中に本ばかり読んでいる。 しかし、これは強烈な本だった・・・。 見城徹という人の存在を知ったのは、かなり前だったと思う。村上龍先生がどこかで見城氏の事を書いていたのを読んで、「へー、先生がこれだけ…

「どりこの」って何????・・・(伝説の「どりこの」/ 宮島英紀)

伝説の「どりこの」 一本の飲み物が日本人を熱狂させた 表紙って実は大切だったりします。 「どりこの」 これは昭和6年(西暦1931年)から19年頃に一世を風靡した飲み物だそうです。勿論、自分はこの飲み物の存在を知る世代ではないですが、この表紙と、奇妙…

ある女子プロレスラーと愛すべき家族の物語!素晴らしい!(Fighting with My Family)

ブログは日々更新してこそ・・・とは思いながらも、なんだかとっても忙しくて、更新が滞ってしまいました・・・。(ただの言い訳ですが・・・なにか? 笑) このまま放置は嫌なので、また頑張ります!(って頑張ります、っていう感じが駄目な気がする。楽し…

政治家の決断の際の苦悩を見事に描き切った上質の作品でした・・・(ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男)

政治家を主人公にした作品は、本当のところはよく判らないので、それを歴史の真実として信じてはいけないというのが自分の信条。まして戦時下の話となれば、勝てば官軍ですから・・・(笑) チャーチルと言えば、イギリスの首相で欧州戦線で優勢であったヒト…

力道山に負けた史上最強の柔道家。人生って本当にいろいろ。正解なんてない。・・・・(木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか/増田 俊也)

強過ぎるがゆえに、周りがほっておかず、奥さんの薬代を稼ぐと云う口車に載せられ一時期プロに転向。それが影響し、未だに柔道界からほぼ抹殺されている、最強且つ不世出の柔道家、木村正彦氏。彼の一生を18年間愚直に追いかけた秀逸の一冊です。 内容にも、…

元都知事はスター性がないし、怒ってばかりなので好きではありませんでしたが、書き手?調べ手?としてはかなりの人でした。(ペルソナ/猪瀬 直樹)

これも、ずっと読みたかった一冊です! 著者の元都知事はスター性がないし、怒ってばかりなので好きではありませんでしたが、書き手?調べ手?としてはかなりの人でした。 三島由紀夫の作品はキラキラしていて、本当に「かっこいい」ゆえ、彼は一種の超越し…

改めて思いましたが、やはり音楽(QUEEN)の力は凄い!(ボヘミアン・ラプソディ)

まだ興奮が冷めやらない!! メチャメチャよかったです。 レートショーにも関わらず館内は満席だったし、見ている人達の興奮がまざまざと伝わって来て、更に自分も盛り上がってしまいました・・・。(本作は事実と相当異なるという指摘もありますが、映画と…

失ってしまったPUREな気持ちが、束の間取り戻せます。(佐賀のがばいばあちゃん/島田 洋七)

正直に云うと、出版時、興味はあったものの、「こんなゴーストライターが書いたもの読んでられるかよ!」と嘯いていました。(本当にそうかどうかは、小生存じ上げません・・・申し訳ありません。) でも読んだらとっても良かったです・・・。流石にベストセ…

これぞ大河!!スケールの大きさが半端ないです!(蒼穹の昴/浅田 次郎)

西太后時代の混乱を知恵と努力と自己の身を削ることにより生き抜いた宦官を主人公に据えた壮大なお話です。 過去話題になったことは知っていましたが、未読。 とある飲み会で酒の肴になり興味を持ち早速読破しました。 著者の「原稿に追いまくられて、やっつ…

人は学ぶかもしれないけど、過去や将来に生きている訳ではないから・・・。(帰ってきたヒトラー)

帰ってきたヒトラー(字幕版) 最近、昔見逃した映画がアマゾンプライムに結構な頻度で出てくるので、暇を見つけて鑑賞をしている。(いい時代になったなぁと思うか、会費を払っているので、元を取ろうとするかは、その人の心の持ちよう?笑) で、「帰ってき…

全く未知の世界でした・・・(世阿弥の世界/増田 正造)

ジャパネットたかたの創業者の高田氏が、どこかで世阿弥のことを絶賛していて、観阿弥・世阿弥、能に関して興味を持ちました。ただいきなり高田氏の著作を読むのは何故か多少抵抗があったので(笑)本書を選択。 帯にリンボウ先生が「読みやすい語り口ながら…

美術系は外さない・・・・(楽園のカンバス/原田 マハ)

知人に教えて貰い、楽しみにしていた1冊! 読み始めたら、止められなくなって、あっという間に読了。(夜が明けてしまいました。汗) 本作は、アンリ・ルソーの「夢」を題材にした作品です。これまで、自分はルソーなんて生まれながらの大天才画家だとばかり…

ビッグなスーパースターは何を考えていたのか・・・(成りあがり/矢沢永吉)

自分は特に永ちゃんのファンではありませんが、スーパースターとなった人はどんなこと考えているのかなぁ?と少々興味を持ち読んでみました。 これはファンにとっては恐らくバイブル?となるべきものなのでしょうね・・・。この本には、永ちゃんの魂が一杯詰…

大義を貫く男の中の男、本物の水戸黄門さまがここに居た。(光圀伝/冲方丁)

今年読んだ本の中でも確実に1、2を争う面白さでした・・・。 筆者の骨太なイメージの光圀通り、本書も骨太な読み応えのある先品でした。 光圀というとTVの水戸黄門シリーズの影響で好々爺を思い浮かべる方が大部分だと思いますが、この作品の光圀は全く異な…

苦しいし、重い・・・・(道ありき・青春編/三浦綾子)

これは実はかなり前に、本絶ちをしていて、暫く読書をお休みしていた後に読んだのですが、久しぶりの一冊としては相当に読み進めるのが辛い本でした。決して面白い本じゃないのですが、壮絶に凄い本です。 通常この厚さなら、2-3日で読める筈なのですが、あ…

スケールがでかくて潔い、男の中の男の物語(一夢庵風流記/隆 慶一郎)

前の徳川家康ものと異なり此方はフィクション色が相当濃いエンタメ作品でした。今更ながら、高校ぐらいに読んだ「花の慶次」という漫画が意外に原作に忠実な事に驚きました。 花の慶次 完全版 (トクマコミックス) コミックセット[マーケットプレイスセット] …

え----??そうだったの? (影武者 徳川家康/隆 慶一郎)

歴史物はそこまで得意では無い為、またまた読み終えるのに相当に時間が掛かってしまいました・・・。(泣) 「“家康”は誰しもが名前を挙げる位、有名な歴史上の重鎮だけど、その割には謎が多い人物だった。」 そうだったんですか??知りませんでした・・・…

破天荒過ぎた天才棋士(真剣師 小池重明/団鬼六)

「何か面白い本ないかなぁ。」とネットサーフィンしている時に小池重明と言う人のことを知りました。その時は読みたいリストに入れただけでしたが、「聖の青春」で氏が登場する場面があったことや、藤井4段の活躍で再びフィチャーされたこともあり、リストの…

神様にあまりに気に入られると夭逝してしまうのだろうか・・・? (聖の青春/大崎善生)

これもかなり前から読みたかった作品。時を忘れて読める、非常に印象に残る1冊でした。 将棋に生き、将棋に尽くした、正に将棋に人生を捧げた若き天才の物語。 「人生を駆け抜けた。」というのは本当にこの人の為にあるような言葉だと思います・・・。 極稀…