徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

徹夜本

隔離されました!!!!!(2)

さー、部屋のセッティングです。2週間このお部屋に世話になるので、できるだけ居心地のいい空間作りに努めます。 が、その前に、部屋がメチャクチャ寒い。とにかく寒い。その旨、電話で現地にいる同僚に話したところ、それがこの国の最大のおもてなしだから…

隔離されました!!!!!(1)

またまた相当期間サボってしまいました・・・。言い訳すると(誰に?自分にですね・・・笑)自身にとって、とても大きな事が起きていたので・・・。 なんとこのコロナの時期に海外に異動となってしまいました。ということでなんだかんだで、なかなか落ち着い…

「孤狼の血」の続編来た~!!!!さぁ、日岡秀一がどんな悪徳刑事に成長しているか楽しみ!!(「凶犬の眼/柚月裕子」)

凶犬の眼 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫) 所謂一身上の都合により、というか、勤務先の異動バタバタで暫く更新が途絶えてしまいました・・・。まだ、決して落ち着いた訳ではないのですが、ボチボチ復活させないと、読んだ本も、見た映画も記憶のかたなに行…

中国の伝説の動物である麒麟は、一回食べた物の味は絶対忘れないと言われている、そんな舌を持つ天才シェフのお話・・・(ラストレシピ/田中 径一)

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫) 映画の原作になっているんだから、間違いないだろう!と考えて閲読。確かに面白いし、結末が気になってずんずん読み進められるんだけど、なんだかとっても薄味な印象。料理を題材にしているにもかかわらず、この感…

法の番人である裁判所の闇に切り込みます。神様のような人達しかいないと思っていたのですが・・・。 (裁判官も人である/岩瀬 達哉)

裁判官も人である 良心と組織の狭間で 日本人であれば、学校で必ず習う三権分立。詳細は忘れちゃったけど、言葉は覚えているという人も多いと思います。 日本国憲法は国会(立法)、内閣(行政)、裁判所(司法)の3つの機関が、それぞれ独立し、相互に抑制…

誰でも罹りうる病のようなので、自身を絶対に過信しないで下さい。(うつ病九段/先崎 学)

うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 どうしてこの本を読みたくなったか、さっぱり判らないんだけど、何故か題名に惹かれて通読。「面白かった!」と云うと、病気で苦しんだ著者に失礼なので、「極めて興味深かった!」と言い換えておきます。(笑) …

今の子供達は、こういうので勉強できるので羨ましいですねー。(キングダム)

キングダム(映画) キングダムという映画を見ました。今更ですが、原作の漫画が巷で凄い人気らしいです・・・。 キングダム コミック 1-57巻セット 作者:原泰久 発売日: 2020/03/19 メディア: コミック 既に50巻以上出版、今回見た映画はそのうちの5巻位まで…

ちょっと意地を張るのも、たまにはいいんじゃないでしょうか??(笑)

子供の学校で、こういう事態なので緊急時の携帯の所持が許可されました。でもネットサーフィンできるような携帯は駄目って・・・。今時そんな携帯なんてあるの・・・??? あ、家にそういえば、昔々に、ipad+音声携帯の2台?持ちをしていた時に、ただで貰…

「読書???」なんて言っている人はこのシリーズから読むといいかも・・・(絶望スクール・池袋ウエストゲートパークXV/石田 衣良)

石田衣良氏のIWGPシリーズ。11巻から突然復活して遂に15巻目。(クロスオーバビークルとは全く関係ありません。笑)内容はもうルーテーンのようにパターン化しているのですが、サラッと読めるので出ると必ず読んでしまいます。 パターン化しているとはいえ、…

心の平穏が得られました。じたばたしたってしょうがない・・・(そのうちなんとかなるだろう/内田 樹)

そのうちなんとかなるだろう 通勤は「百害あって一利なし」かもしれないけど、自分の場合は一利ある。少なくとも読書ができるから・・・。 この本の著者のことは知らなかったし、今もよくは知らない。コロナ禍でソフトロックダウンが始まる前に、自身の「読…

案ずるより産むが易し。リスクを取らないと真の果実は得られない(ASUS U24A換装)・・・・(笑)

ZOOM→TEAMS→ZOOM→WEBX→ZOOM→TEAMS 日がな一日web会議ばかり…。 基本、家のデスクトップと会社のノート or iPhoneで事足りるんだけど、どうせ、どこへも出かけることができないGW(泣)。この機会に先日windows10にアップグレードして、妙にもっさりとなった…

いたって普通の女の子二人が世界をびっくりさせた!・・・(ガール・コード/ソフィー ハウザー&アンドレア ゴンザレス)

ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話 (ele-king books) 正直、こういう作品を読むと、流石アメリカ!と思うと同時に、ちょっと暗くなってしまう・・・。だって、日本ってこういうのが殆ど聞こえてこないから・・・。少…

超魔術は実は話術だった!!・・・・・(超魔術の裏技術/Mr.マリック)

超魔術の裏技術 - 誰の心でも誘導できる - 題名は「超魔術の裏技術」なので、手品のネタ本のように思われる方もいるかもしれないが、話術の本である。著者のマリック氏は「来てます、来てます。」「ハンドパワーです。」「超魔術。」で一世を風靡した方であ…

世の中がどんなことになっていても、桜は淡々と咲き、淡々と散るんだよね・・・。

どんな人でも闇を抱えている・・・(アタラクシア/金原 ひとみ)

アタラクシア アタラクシア?って何? (無知をさらけ出しているようで恥ずかしいのですが・・・)なんかの造語かな?と思ってネットで調べたところ、どうも元はギリシャ語の哲学用語で以下の記述がありました。 〘哲〙 他のものに乱されない,平静な心の状…

単純にナポリタン喰いたい・・・(ぶらナポ/下関 マグロ)

ぶらナポ -究極のナポリタンを求めて- 普段はそこまで食べたくないけど、たまーに、無性に食べたくなるものってありますよね・・・。自分にとってのナポリタンはそんな食べ物の一つ。 そんなこともあって、この本を思わず手に取ってしまいました・・・。著者…

西洋コンプレックスを撥ね退ける、恐ろしいまでのウタマロ(男根)信仰エンタメ小説!!(汚れた英雄/大藪 春彦)

と、ある本が読みたくなって、探すも既に絶版。古本市場にも殆ど無い・・・(あっても高額)で、途方に暮れていた時に、あ、そういえば図書館があるじゃん!と思って調べてみると「あった!」 図書館なんて学生以来足を踏み入れていないので、勝手が判らず、…

仕事とかで梯子を外されるのは、本当にむかつきますが、推理小説で梯子を外されるのは、どうしてこんなに嬉しいのでしょう!?笑・・・十角館の殺人/綾辻 行人) 

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) 「気分を変えて、なんか毛色の違ったものを読みたいなぁ。」と思って、推理小説を2冊選んでみた。これはそのうちの一冊。 そもそも、自分はあまり推理小説が好きではない。こんなことを言うとミステリーファンに怒…

働き方改革の究極のお手本・・・(ドイツ人はなぜ、年290万でも生活が「豊か」なのか?・・・熊谷 徹)

ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか (青春新書インテリジェンス) 先日、然る方の講演会に出席させて頂く機会があった。 極めてフランス贔屓な方とだけ申し上げておく(笑) 氏か語られた事を、本当に本当に簡単に述べると、大体こんなことだ…

ルポルタージュのお手本のような一冊・・・(それでも彼女は生きていく 3.11をきっかけにAV女優となった7人の女の子/山川 徹)

それでも彼女は生きていく 3.11をきっかけにAV女優となった7人の女の子 題名の通り3.11をきっかけにAV女優になった7人の女性のことが淡々と書かれています・・・。(正確に言うと、3.11をきっかけに復帰した人もいますが・・・) 東日本大震災は日本が今…

強烈な暴力により、潰れる頭蓋骨や剥がされる爪。そんな身の毛もよだつ状況の間にふと訪れる、つかの間の平和。そんな時だからなのか、そこに供される、極上の料理の数々が鮮明なイメージとなって浮かび上がってくる。(ダイナー/平山夢明)

ダイナー (ポプラ文庫) グロいから要注意と言われながらも、かなり前から、目をつけていた本。 「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖の一粒までが俺の命令に従う。」 読み始めて暫くしてこのフレーズで、あれ?この本って、この前やってた藤原竜也…

あっという間に、億単位の金が消えていく。あなたは金融の地獄を見る。(リーマンショック・コンフィデンシャル/アンドリュー・ロス・ソーキン)

年末から年始にかけて、暫くブログが滞ってしまった。つまらん仕事のせいもあるのだが、一因はこの本にある。 もの凄く面白い本であると同時に凄く面白くない本というのがあればまさにこの本だと思う・・・。 読むのに手間取り、何度も挫折しそうになりなが…

と、あるスナイパーの人生・・・(白い死神/ペトリ・サルヤネン)

白い死神 冬戦争で「白い死神」と恐れられたスナイパーのお話。 ちなみに冬戦争と云うのは、世界史で習ったような気もしますが、第二次大戦が始って直ぐにソ連が国境を接するフィンランドに侵攻した戦争です。圧倒的な戦力を持っていた筈のソ連に対し、フィ…

奥さんがAVに出演していました・・・そこから始まる悲劇。(あるフィルムの背景/結城 昌治)

結城昌治氏、自分に取って初見の作家さんでした。最近の自分は、読みごたえがないという理由のみで、あまり短編集は読まないのですが、結論から言うと本作は珠玉の作品が詰まっており、非常に満足の行く一冊でした。 この結城氏の作品は必ずと言っていい程、…

久方ぶりの純文学!?ほとばしる書き手の鬱屈感・・・(苦役列車/西村 賢太)

芥川賞の受賞インタヴューで「そろそろ風俗に行こうかな?と思ってたので。」とコメントして有名になった著者の作品です。 受賞後のインタヴューで物議を醸したのは、この人と田中慎弥氏ぐらいだったと思います。144回の受賞者が著者で、145回は該当なし、14…

うーん、あまり見たことのないジャンルとでも言えばいいのでしょうか?好き嫌いは判れるでしょうね・・・(西城秀樹のおかげです/森 奈津子)

「題名買い」(内容を全く知らずに題名だけで本を購入してしまうこと)と言うのは本好きであれば、必ず一度や二度は経験があると思います。自分に取って、まさに本著は文字通り「題名買い」の一冊であります。 「西城秀樹」と言えば押しも押されぬ昭和のスー…

肩の凝らない天才歌人のエッセイ・・・(もうおうちへかえりましょう/穂村 弘)

穂村弘氏。この本を読んで、著者は肩の凝らない天才だと思いました。 言葉の使い方とか発想が、独特で唸らざるを得ない。 何をやっている人物かというと、なんでも「ニューウエーブ短歌」という分野の草分けらしい。 「ニューウエーブ短歌」?? 現代短歌と…

視覚以外の感覚が堪らなく刺激される一冊・・・(美味礼賛/海老沢 泰久)

美味礼讃 (文春文庫) 海老沢 泰久氏は野球とモータースポーツのノンフィクション系ライターだと思っていたので、辻静雄という料理研究家をモデルにした作品があることを知って少々驚きました。それが2年前位?いつか読みたいなぁと将来読みたい本のリストに…

天才達と常に命のやりとりをしている、とある編集者の話。(編集者という病い/見城 徹)

最近映画を見る時間が全然取れないので、通勤途中に本ばかり読んでいる。 しかし、これは強烈な本だった・・・。 見城徹という人の存在を知ったのは、かなり前だったと思う。村上龍先生がどこかで見城氏の事を書いていたのを読んで、「へー、先生がこれだけ…

メンヘラによる壮絶な悩みを抱える美女が如何に復活したのか・・・(傷口から人生 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった・・・小野美由紀)

前回読んだ「メゾン刻の湯」の著者、小野美由紀氏に興味を持ってしまったので、続いて「傷口から人生・メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」も読んでみました。 frikandel.hatenablog.com 題名と表紙だけ見ると、なんとなくハチャメチャな…