司馬史観に感染しないよーに読みました。(関ケ原/司馬遼太郎)
やっと、読み終えました・・・。
結構時間が掛かってしまいました。この手の作品は、登場人物が官位とか幼少時の名前、その時々で、ころころ変わるので本当に読み難いですよね?
(え?自分だけですか?笑)
併せて過去「坂の上の雲」で司馬史観にやられてしまった身としては、「これはあくまで小説だから、小説!洗脳されちゃいかん。」と言い聞かせながら読まなくてはならず、尚更苦労しました・・・。(笑)
とは云うものの、世界史選択だった自分にとっては、「え?そうだったの?」なんてトリビアがあったりで、非常に目から鱗の興味を持って読めた三冊となりました。
司馬遼太郎先生は、小説家なら当たり前かもしれませんが、自身の好き嫌いで、その人となりを決めつけて描く(こき下ろす?笑)感じが今一個人的には好きになれない部分もありますが、天下の大先生を捕まえて私如きがノタマウ事でもないので、そこはご愛嬌ということで・・・。
現代は超ストレス社会なんて言っていますが、作品の時代の支配層は今とは比較にならない位、胆力がないと生きて行けない時代だった気がします。力を誇示してないと殺されてしまうこともあるんですから・・・。流石に今の時代はそういう事はないとは思いますが、24時間、何処にいても逃げ場はないという部分は却って辛いですよね。少なくとも昔は、場所、距離、時間、昼夜の利というのがあって、そこには逃げ込めたでしょうから、逆にメリハリはつけられたかもしれませんよね。
いくらワークスタイル変革なんて言っても裏はまだまだ24時間戦えますか?ですもんねぇ・・・。(笑)
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