あまり好きじゃないんですが・・・読んでおいて損はないです。(10年後の仕事図鑑/堀江貴文・落合陽一)
自分のホリエモン氏のイメージは、(すみません・・・)
・正攻法で行かない
・法の目をかいくぐるようにこすっからい
・悪人面
・常に「庶民は皆馬鹿だろ?」みたいな、人を喰ったような態度
・おネエちゃん大好き
みたいな感じで、過去の氏の言動からか?相当悪い方向に凝り固まっていて、今一好きになれなかったのですが、最近彼の言動を見たり、著書を読むにつれて、
「あ、この人は究極に自身の価値化が上手な人なんだなぁ。」
と印象が変わってきました。
自己の知識とか経験を、メディアや最先端のテクノロジー、たまには炎上も使って価値(金銭)に変える天才とでもいうのでしょうか?
尊敬する先輩から、二冊、氏の本を薦められ、これはそのうちの一冊です。
(自分は普段はこういうビジネス書?は殆ど読みません・・・。食わず嫌いなので・・・。笑)
ホリエモンとの最近売り出し中の落合陽一氏(こんなこと言うと怒られそうだけど、スーパードライの宣伝で有名だった落合信彦氏の息子さんです!笑)の共著となっています。
2時間ぐらいで読める本なので1,400円はちょっと高いけど、これも自己投資?(笑)
で、何がかいてあるかというと、
「今あるような仕事は将来、多くがAIに変わったりして無くなる。お金も今ほどの価値はなくなる。ただ心配しなくてもよくて、ベイシック・インカムが導入されたり、食糧なんかは、もっとコストが下がって、多くを望まないならば、そこそこな暮らしはできるようになる。そんな中で、もっと何かを求めたい人は、好きなことを極め、無二の自分を創りだし、自身の価値、信用を上げろ!それが将来に繋がる!」
云々、みたいな・・・。
最先端の二人が本書で言及している世の中は極論で、結局は搾取される側とする側、貧富の差がもっと開くんじゃないかなぁ?と自分は思ってしまいました。
「残念ながら、人間には欲があって、必ず他人と比べて幸福感を確認するような本能がある限り、皆が悟りでも開かないと永遠に理想の未来は来ないんじゃないかなぁ。だから、何事もそこそこでバランスが取れた世界がいいんじゃない?」
なんて言うと、「何言っちゃってるの、このおっさん?」とけんもほろろなんでしょうね(笑)
でも、自分の価値を確立できる人なんてそうそういませんよね・・・。
かなり、勉強になった一冊でした。
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