破天荒過ぎた天才棋士(真剣師 小池重明/団鬼六)
「何か面白い本ないかなぁ。」とネットサーフィンしている時に小池重明と言う人のことを知りました。その時は読みたいリストに入れただけでしたが、「聖の青春」で氏が登場する場面があったことや、藤井4段の活躍で再びフィチャーされたこともあり、リストの順位を繰り上げて拝読。
面白かったです!!
流石、エンタメの巨匠、団鬼六!(と言っても団先生の作品は実は読んだことはないです。中学生とか、高校生の時に読めば、もっと豊かな人生になったかもしれないのですが~❤)
「聖の青春」は棋譜が多く、将棋を指さない自分には理解が若干難しかったものの、この作品はそこらへんは殆ど記載することなく、稀代の天才、またそうであったゆえに、現代社会にとうとう最後まで適応できなかった「真剣師、小池重明」を描き切っています。
かっこいい男の生き方、というよりは、周りの人が思わず興味をもってしまう、そんな不思議な魅力を持った小池重明氏、生きている間に見たかったです。
彼も生まれてくる時代がほんの少し早すぎたのかもしれませんね・・・。
真剣師小池重明 (幻冬舎アウトロー文庫) | ||||
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