まぁ、いろいろ言う人もいるみたいですが、これはフィクションですからねー。(笑)
山崎豊子氏の作品は、皆、やや同じような傾向はあるものの、綿密な取材に基づいた物語の構成力もあり、やっぱり相当に面白いと思います。しかも全部大作です・・・。
氏の作品は思い出せるだけでも「白い巨塔」(全5巻)「華麗なる一族」(全3巻)「二つの祖国」(全4巻)「大地の子」(全4巻)「沈まぬ太陽」(全5巻)と結構読んでいますが、全て徹夜本と言っていいと思います。本作も話題の作品でしたが、何故か自分は未読でした。
案の定の山崎豊子節。直ぐに途中で止めるのが難しくなりました。しかしながら、シベリア抑留の章は描写が上手過ぎるのか、あまりに生々しくて読み進めるのが辛く、早く終われ、終われと思いながらページをめくりました・・・。
本作はテレビドラマにもなってたんですね。これも何故か知りませんでした。NHKじゃなく民放、というところが少々意外でしたが・・・。(政治的に無理なのかな?笑)
配役見ましたが、主人公が唐沢寿明?ちょっとイメージと違いますねぇ。併せて秋津千里の小雪は絶対違う~!ということで映像版は見ない方がいいかなぁ・・・笑
至近版より古い方(仲代達也版)がいい感じですね。