徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

こんなリッチでビッチな世界があるんですね・・・(クレイジーリッチ/ケビン・クワン)

クレイジー・リッチ・アジアンズ 上クレイジー・リッチ・アジアンズ 下

書評で相当話題になっていたし、今回映画化されたこともあり興味がわき読んでみました!

うーん、正直「セックス&シティ」「OC」「ゴシップガール」に日本でいえば「なんとなくクリスタル」(古くてすみません。ここで「花男(はなだん)」と素直に言えない自分が情けないです・・・泣)をごった煮にしたような作品?とでも言えばいいのでしょうか?

最初はとにかくいろんな名前が出てきて正直面食らいます。自分も巻頭の系譜図をコピーして常に見ながら読みましたが(ちなみにキンドルだと文字が小さすぎて見えませんでした・・・。)次第に中心人物が絞られて来ますので、すぐに気にならなくなると思います。

面白くないか?と言えば全然そうじゃなく、かなり面白いです。(実際読んでいて駅を乗り過ごしてしまった位です・・・。笑)全く想像もしなかったリッチでビッチな世界が広がっています。

ただし、著者はもしかすると、昨今の世界に一見軽快な本書を通じて「お金ってないと困るけど、在り過ぎてもストレスになるし、心を支配されてしまう。よって、人生に本当に大切なのはお金ではなく、我慢もせず、無理もせず、如何に自然に自分自身を保って行けるかが一番重要」と言うことを痛烈に皮肉りたかっただけなのかもしれませんね・・・。

一つ疑問に思ったのは、女性躍進の時代にこういう作品が未だに大ヒットするということは、やっぱり、どこかにお姫様願望があるってことなんですかね?。まぁ、「凄い(女の)わたし」より、更に凄い男性が出てきたら、クラクラするのは、別に女子だけではないですしね・・・。

ゲス不倫騒動で有名になった、美しずぎる議員の金子恵美氏も「宮崎は私の持っていないものを全て持っているんです・・・。」なんて先日テレビで語っていましたし・・・。

いずれにしろ、自分とは縁の無い世界の出来事です・・・。そんな世界を危険なく垣間見せてくれる、読書と言うのは本当に凄いですよね。(笑)

映画も機会があれば見てみたいと思います。