中国映画には時にド肝を抜かれます・・・。(紅海行動 オペレーション:レッド・シー)
正直、中国の作品にそれ程興味を持っている訳ではないので、あまり見る機会はないのですが(と、云うものの最近は中国の会社が資本参加している映画、つまり実は中国映画という作品は結構多いです。)見ると、いい意味でド肝を抜かれる事が度々あります。
正直、本作も「中国歴代2位?それがなんぼのもんじゃい?」「え?興行収入600億円? ほ、ほう・・・。ほ、ほんまかいな?じゃ、その実力見せて貰いまひょうか?」なんて、多少見下した気持ちで見始めましたが、(大変申し訳ありません・・・)凄まじいです。導入部分は何故か演技がギクシャク?した感じですが、直ぐに引き込まれ、各シーンの、戦闘のあまりの凄まじさに息をするのを忘れる程でした・・・。出演しているのは、全員中国人ですが、これはそのまま、西洋人に置き換えても120%通用するレベルというか、今のままで、既に西洋モノ?ハリウッドものを超えている気がします。
ちなみに興行収入600億円と云うのは実は相当凄くて、2018年の公開映画だとなんと世界12位だそうです。
うんざりする位、人は亡くなりますが、勧善懲悪で非常に入りやすい内容なので、米国で「トップガン」が、日本で「海猿」が流行ったように、中国でも熱狂的に本作が受け入れられたのは、容易に理解できます。
この手の映画は、昔からかなり沢山ありますし、今までハリウッドが得意にしていた分野だと思いますが、(13時間/ローンサバイバー/ボーダーライン/ブラックホークダウン/S.W.A.Tなど)本作はそれらと全く遜色のない、肩を並べる作品となっているかと・・・。(まぁ、中国自身がアメリカと肩を並べる軍事大国のなので、実は驚くことではないのかもしれませんが・・・。)
冒頭にも述べましたが、中国映画には本当にド肝を抜かれることが多いです・・・。「北京ヴァイオリン」や「初恋の来た道」は一見の価値ありです。
尚、蛇足ですが、中国映画だとてっきり記憶していた、「小さな村の小さなダンサー」は実はオーストラリア映画でした・・・。中国映画ではないですが、これも中国関連の映画としてはお勧めしたくなる一本ですね。なんだか、こじつけてすみません・・・。しかも今回の映画とは180度毛色の異なる映画だし・・・(笑)