徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

福井 晴敏氏は今何処に?(亡国のイージス&終戦のローレライ/福井 晴敏)

亡国のイージス 上 (講談社文庫)亡国のイージス 下(講談社文庫)

終戦のローレライ 上終戦のローレライ 下

最近、著者の消息をとんと聞きませんが、何をなさっているのでしょうか・・・?

やはり、あれだけの大長編力作を2作も書き上げてしまったから力尽きて暫くお休みなさっているのでしょうか?でもちょっと長いですよね・・・・。

その大長編力作とは上記「亡国のイージズ」と「終戦のローレライ」の2作です。

自分が2003年頃に夜を徹して読んだ作品です。

この2作は、本当に、止まらない、止まらない。代表的な徹夜本です。

 

亡国のイージス

理不尽な国家に対して謀反を起こそうとする自衛官北朝鮮工作員が加わり、その上に日米間の策謀、官僚達の保身、ありとあらゆる要素が複雑に絡みあい、日本は未曽有の危機に直面して行きます。かかる状況に、自らの誇りと信義を守る為に憂国の士が立ち向かう!そんな物語です。プロローグ的な部分は多少我慢が必要ですが、後は、息をもつかせぬ展開が待っています。

一見、ゴチャゴチャになりそうな内容ですが、話を読み進めるにしたがって、ゴチャゴチャに見えていた点と点が繋がり、一本の線に・・・。

ニコラス・ケイジ主演のザ・ロックの記憶も新しい中(絶対、福井晴敏氏も影響受けていると思います・・・笑)自分は夢中になってこの本を読みました。

frikandel.hatenablog.com

当時は日本と北朝鮮との関係がかなりバタバタしていたので、そういった実際の情勢が内容を盛り上げたこともあり、本作は110万部を超えるベストセラーになりましたね。

 

終戦のローレライ

こちらは、太平洋戦争終戦直前のお話。ローレライというドイツが開発した最終兵器を利用し、腐れ切った日本を別な意味で立て直そうと暗躍する狂気の帝国軍人を阻止すべく、命を張って戦った、真の憂国の士達の涙、涙の物語。

クライマックスの1艦で米海軍艦隊(戦艦40隻、潜水艦5艦、空母1隻)を向こうに回し、しかも相手を極力殺傷せずに、きりきり舞いさせる箇所は、映像を見ているように鮮やかで、胸がスカッとします。

 

双方共に映画にもなっていますが、やはり原作の方が100倍良いです。

まだ読んでいらっしゃらない方は、是非読んでみて下さい。既に刊行されて15年以上経っていますが、全く色褪せていない作品です。保証致します!(笑)

亡国のイージス プレミアム・エディション [DVD]ローレライ