徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

仕事でにっちもさっちも行かなくって落ち込んでいるのに、どうしてこんなに凄まじい作品を見てしまったのか・・・?(親切なクムジャさん)

親切なクムジャさん(字幕版)

親切なクムジャさん(字幕版)

うーん、仕事でにっちもさっちも行かなくなり、なーんもやる気がなくなってしまいました。

で、ぼーっと昼も夜もネットサーフィンしていたら、アマゾンプライムの中に昔から気になっていた「親切なクムジャさん」を見つけました。

結論から言うと、見るんじゃなかった・・・。欝な気持ちが更に欝になってしまいました。

オールドボーイで、この復讐シリーズは自分の心に余裕がある時しか見ちゃいけないって知っていた筈なのに・・・。 

frikandel.hatenablog.com

この映画は、韓国ではスーパー有名なパク・チャヌク監督の復讐三部作の最後の作品で、主演はチャングムで日本でも有名なったイ・ヨンエさんです。本作は、イ・ヨンエイ・ヨンエによる、イ・ヨンエのための映画です。

とにかく、彼女の演技が凄まじい。圧倒されると言ってもいいです。怖さも、もの凄い美人だけに隙が無く、半端ないです・・・。 

幼児殺しの濡れ衣を着せられ、13年間服役をしていた彼女(主人公)が出所するところから物語は始まります・・・。13年間は、真犯人への復讐の為の準備期間であり、出所後、彼女は次々に計画を実行に移していきます。

そして判明する新たな事実・・・。

ここからがこの作品のクライマックス?で見ている人も、作中の出演者と一緒に奈落の底に落ちて行くことになります。(奈落の底に落ちて行くのもクライマックスと言うのでしょうか?笑)始まって3分の2位は我慢して見ることはできるのですが、残りの3分の1は本当に見ているのが辛い・・・。正直なんで、こんな映画を自分は見ているのだろうか?監督はなんでこんな映画を撮ったのか?とまで思いました。その目を覆いたくなるような惨状にイ・ヨンエの美貌が加わり凄みを増します。見ている人は、間違いなく精神を振り回されるような、なんとも言えない不安定な気持ちになって行かざるを得ない状況に追いつめられます・・・。 

最後、非常に印象的なシーンで、この映画は幕を閉じるのですが、主人公の微妙な且つ難しい心情を映像で表現しているようなシーンがあり、それがまたドキリとさせるというか、見ている人の心をわしづかみにします・・・。

映画史に残る映画だと思うものの、自分の心は全然晴れる事は無く、更に仕事上のゴタゴタで沈んで行くのでした・・・。

前述の通り、心の余裕がある、しかも、明るい日中帯にご覧になることをお薦め致します。(笑)