壮大な叙事詩的作品。バーフバリをあなたは見たか??(バーフバリ/伝説誕生・王の凱旋)
バーフバリ 伝説誕生(字幕版) バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)
先日、飲み屋で友人達と飲んでいる際に映画の話で盛り上がり、インド映画の話になりました。自分は、「ムトゥ踊るマハラジャ」、「マダムインニューヨーク」などの有名どころを挙げたのですが、「バーフバリは?」との指摘が・・・。
「え?バ、バーフバリ??? 知らん。何それ?」
「まじー?えー知らんの?お前が~???」となんだか馬鹿にされた感じで気分悪。言及した友人も心なしか嬉しそうだし・・・。(怒)
大抵の映画の題名は知っているし、映画の知識はそこら辺の映画好きには負けないと思っていたのですが、自分のプライドは無残にも1本のインド映画に打ち砕かれたのでした・・・。
で、悔しくて早速「バーフバリ」を鑑賞。
「おー!!!!なんじゃ、この映画メッチャ面白いやんけ~!!!」
インド映画なので勿論、日本人には「ん、何この踊りと歌のシーン?」という部分はあるものの、それが気にならない面白さ。美人も沢山出て来るし、何よりもこのむさ苦しいおっさんが、見ているうちにどんどんカッコよく、好きになって行くのが不思議です。
映画は「バーフバリ/伝説誕生」と「バーフバリ/王の凱旋」の2作完結ものです。伝説誕生が1作目で王の凱旋が次作なのですが、時間的には遡る感じになるので、王の凱旋の方が以前の話になります。
お話は、マヒシュマティ王国の初代国王が夭逝し、生まれたばかりの王子バーフバリは遺児となります。王の兄は体が不自由だった為、国政は兄の妻のシヴァガミが取り仕切ることに。兄は自分とシヴァガミの息子バラーラデーヴァをバーフバリを退け王位に就かせようとするのですが、先見の明がある品行方正なシヴァガミはバーフバリとバラーラデーヴァを競わせ、より王に適した者に王位を継承させる旨決めます。民の支持も厚く、生まれついての英雄であるバーフバリに対し、文武両道ではあるが、人の気持ちを考えず、功名心にはやるバラーラデーヴァ。バラーラデーヴァの抜け駆けにより、王位は彼の手に、と思われましたが、母は騙されず、敢えてバーフバリに王位を継承させることを決めます。バーフバリは愛する妻も見つけ、民に愛され、祝され、王国も今後は益々繁栄するだけの筈であったのですが、最後の最後にバラーラデーヴァの策略に母がまんまとハマり、母という弱さを露呈、王位継承権を間際になってバーフバリからバラーラデーヴァに変更してしまいます。最後は王国を追放され、バラーラデーヴァに狙われるようになるバーフバリ。彼と愛する妻、そしてその息子の行方は・・・。
兎に角、壮大な叙事詩的な物語が繰り広げられます。映画は基本、バーフバリとその息子vsバラーラデーヴァを中心に進むのですが、脇役、特に奴隷戦士のカッタッパ、バーフバリの妻のデーヴァセーナ、バーフバリの息子の妻アヴァンティカがいい味を出しており存在感ばっちりで、作品に華を添えています。
今までに見た中で一番好きなインド映画となりました。お休みの日に、是非2作続けてご覧ください!!病みつきになること請け合いです。(笑)