徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

偏見に打ち勝った、インドの女性レスリング選手とその父親のお話。(ダンガル きっと、強くなる)

ダンガル きっと、つよくなる 〈オリジナル版〉(字幕版)

ダンガル きっと、つよくなる 〈オリジナル版〉(字幕版)

今度はインド映画にハマりそうです・・・(笑) 

涙、涙のとっても、良い映画でした・・・。実在する親子のお話を元にしているそうです。 

主人公は、元アマチュアレスリングの有望な選手ながら、生活の為に選手生命を諦めた父親とその娘である姉妹の3名。父は自分が諦めた夢を息子に継がすべく、子作りに励みますが、生まれてくるのは女の子ばかり。3人目が生まれた時点で、自分の夢が潰えたことを悟ります。そんな時、上の娘二人が悪口を言われたと男の子をボコボコにした事を知ります。父親は閃きます。女性にレスリングをさせてもいいのではないか?

反対する母親、馬鹿にする村の人々、偏見から練習場にも入れて貰えません。母親には1年で駄目なら諦める、村の人々の嘲笑はひたすら無視、練習場が無ければ自分で造る。そんな障害はものともせずに父親は娘二人をしごきます。一見上手く行き始めたと思いきや、今度は、しごきに堪えかねた遊び盛り、食べ盛りの娘2人が反乱を起こします。もう駄目か・・・と諦めかかるものの、娘を想う父の気持ちにふとしたことから二人は気付き、開眼。一心不乱に稽古に取り組むようになります。強くなる二人。しかしながら、腕試しに出ようとした大会では女性という事を理由に一度は断られ、結局は客寄せパンダとして出場することになります。そこで意外な善戦。馬鹿にしていた観客の目が変わって行きます。大会に出る度に強くなり、州代表に。遂にはインド代表候補となり、初めて父の下を離れ、他のコーチに着くことになるのですが・・・。 

レスリングを通して、時に激しくぶつかり合う父と娘達の成長の過程、また深い家族愛を描いた素晴らしい感動作です。 

手に汗握る展開あり、涙を誘う展開ありで、あっという間の2時間20分でした。