だから～、下心があった訳じゃないんですって～。（女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと/西原理恵子）
別に何か下心があって、本書を手に取った訳ではありません。あくまで、年頃の娘を持つ親として興味があった訳で・・・。（笑）
西原氏は自分に取っては結構イロモノなイメージな方です。したがって、本書もとんでもなくぶっ飛んだ作品かと思いきや、至って真面目な一冊でした。（あれれ？）
書いてあることは本当にごもっともで、この本を読んで世間の女性が皆目を覚ましたら、かなりの数の男性はきっと捨てられますね・・・。（笑）
要は女性だからと云って男性に対して我慢なんかしなくていい。長い年月過ごすうちに、人は変わるし、壊れることもある。そんな時に備えて、直ぐに逃げ出せるように金を蓄えておけ、その為には、やはり稼げる力が必要云々、ってことが書いてあります。
男女間、人と人の間にはいろいろな関係があると思うのですが、当然、対等な関係が基本ということですね。親子の関係に関しても、「家族だから仲良くしなきゃ！」なんてこともない！ってなこともおっしゃっています。少し悲しいけど元気で生きてればいいじゃんって感じ？
いろいろと素敵なことが書いてありますが、「あなたの人格を否定していい人なんていない」とか「年収1千万の人と結婚するのであれば、自分で500万稼いで、500万の年収の人を探すのが正しい」という記述は目からウロコガ落ちたというか、男性としては反省しかないですね・・・。（泣）
これは恐らく女性を対象にした本だと思うのですが、奥様に逃げられたくない方や、娘と意思疎通ができないおっさんも是非読んでおいた方がいい一冊だと思いました。（勿論書いてあることを実践できなければ、どうしようも無いですけど・・・。笑）
実はそのイロモノぶりから西原氏のライバルは沖田Ｘ華嬢と何故か思っていたのですが、西原氏の方がずっと大人しいですね・・・というか沖田嬢がぶっ飛び過ぎているのかー！（笑）
