徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

単純にナポリタン喰いたい・・・(ぶらナポ/下関 マグロ)

ぶらナポ -究極のナポリタンを求めて-

ぶらナポ -究極のナポリタンを求めて-

普段はそこまで食べたくないけど、たまーに、無性に食べたくなるものってありますよね・・・。自分にとってのナポリタンはそんな食べ物の一つ。

そんなこともあって、この本を思わず手に取ってしまいました・・・。著者は下関マグロ氏。この人の事を自分は正直存じ上げなかったのですが、フェチ界ではとても有名な方のようです。

ja.wikipedia.org

著者の行動範囲と自身の行動範囲があまりに違い過ぎて、(下関マグロ氏は東京の北東方面の下町あたりが得意なようです。)自分が知っている店は一つも出ていませんでしたが、読むほどに、ナポリタンが食べたくなります。

太い、アルデンテとは無縁のブヨブヨの麺に、グチャッと一見いい加減に絡めてあるウースターソースが香るケチャップソース。ピーマンの中途半端で微妙なシャキシャキ感と玉ねぎのクタクタ感の間にあるソーセージ。思わず食べた後に手の甲で、テカテカな唇をぬぐっちゃいそうな、油のベタベタ感。あー最高、これに鉄鍋系の皿でジューなんて音を出しながら熱々でサーブされたら卒倒ものです。喰いたい!

この本には、そんな、東京の下町を中心としたナポリタンの全てがあります。ベスト23から、ちょっと気になった店、そして旨いナポリタンの作り方。最後はコンビニのナポリタンの論評までやっちまっています!

B級グルメの大将であるナポリタン。

「あのナポリタンの麺質は一回茹でて、一日寝かすことによって出ているんだ!」と云うことを知っただけでも、丸儲けの一冊でした。

あ~、今日の昼はナポリタンを求めて漂流したいと思います!