徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

本当に世の中どうなっちゃうのかな・・・(復活の日)

復活の日

復活の日

「極力、在宅勤務」とのことなので、通勤時間が浮く分、映画を見る時間が捻出できるのはいいんだけど、どうも世の中がこんな風潮だと、今一、書くモチベーションも上がらない。

結果、日々膝を抱えて将来の不安と戦うことになる。(しかも今は何故か時差通勤下の通常勤務に戻っているし・・・。)

ネットフリックス、Amazonプライムとぼーっとザッピング。なんだか感染系の映画が増えている気がする。気のせいか?

で、「復活の日」(英題は直球で「VIRUS」)

こんな時期に、そんな映画を見るのは不謹慎かな?とは思ったけど、対症療法の一環にはなるかも?・・・と考え視聴。

定かではないけど、なんだか、小さい時にこの映画の宣伝をかなり見た記憶がある。オリビア・ハッセー氏をオリビア八世なんて揶揄していた気もするし、確か歌手の布施明氏の奥さんだったんじゃ?なんて古い記憶も手伝い、それなりに興味が湧く。

で、どうだったかと言うと・・・。 

「すげー!!」小松左京氏、相変わらず偉大だ・・・。原作は1964年に上梓されているから、なんと今から56年前。(映画は1980年に公開)アイディアも内容も全く古さを感じさせない内容だった。(中でも今で言う、ドローンが出て来たのには、本当にびっくりした・・・。) 

1980年にこのレベルの映画を撮るのは相当大変だったのではないだろうか?本作は”角川製作”、”配給は東宝”の紛れもない邦画ではあるけれど、全編、殆ど英語だし、日本人俳優は勿論の事、外国人俳優も相当なクラスの人が出演している。間違いなく、今の日本映画とは比べ物にならないレベルで製作されている気がした。(鬼才、角川春樹の一番脂の乗った時期で怖いものなしの時代だったのかな?)

映画がこのレベルなんだから、原作は、もっとスケールが大きいだろうことは容易に想像できるので、早速図書館にも予約を入れました・・・(笑)。

1982年、東ドイツの細菌研究所から人工的に作られた猛毒ウイルス「MM-88」が秘密裏に盗まれ、搬送中に冬山で事故に合い容器が破損。春になり温度の上昇と共に増殖を始め、世界中に蔓延。事情を知らない世間は、インフルエンザの亜種、イタリア風邪として対応するも、当然なんの効果もなく、間もなく地球上から殆どの人類と脊椎動物が絶滅。常に温度が氷点下の南極大陸にいた各国の観測隊員と海中を航行していた原子力潜水艦の乗組員のみが生き残る。残ったメンバーは南極政府を樹立。比率が少ない女性は種の存続の為、貴重な資源として性交渉まで管理されることとなる。

それなりに秩序を保ち一旦落ち着く南極政府。しかし、日本の地震学者がワシントンD.Cに巨大地震が起こることを予測。旧米国政府は、冷戦時代に、ソ連に攻撃された際は、自動で発動させるAutomatic Reaction System(ARS)という防衛システムを構築しており、その地震を、ソ連からの攻撃と捉え、自動的に報復措置として核ミサイルを発射する可能性があることが判る。南極は地理的にも無関係な筈であったが、旧ソ連も対抗して全く同じようなシステムを作っており、やはりそれが発動した場合、米国の秘密基地が南極にあると当時のソ連首脳陣が信じていた為、南極もその攻撃対象地に入っていることが併せて元ソ連の隊員から語られる。地震前になんとしても、ARSをとめるべく、アメリカ人のカーター少佐と日本の地震学者の吉住が志願、ワシントンに向かう。残った人類を二人は救うことができるのか・・・。 

 あ、蛇足ですが、「マイアミ・バイス」のキャステロ警部を演じたエドワード・ジェームズ・オルモス氏が南極観測隊員のチリ代表として出演していたのには驚きました!マイアミ・バイス大好きだったんだよね~。 

マイアミ・バイス シーズン 1 バリューパック [DVD]
 

ちなみにこの手のお話では、アウトブレイクが自分は一番好きです。ダスティン・ホフマン演じる軍医とその元妻でやはり医者役のレネ・ルッソが人類を救うべく大奮闘するお話です。

本当に医師の仕事というのには、頭が下がります。今も身を挺してコロナウイルスと戦っているお医者さんの皆さんの無事を祈らずにはおれません。

アウトブレイク (字幕版)

アウトブレイク (字幕版)