徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

芸術の秋ですよ!  (黄金のアデーレ 名画の帰還)

ヘレン・ミレン主演、ライアン・レイノルズ出演と言えば弥が上にも、(これで「いやがうえにも」と読むそうです。自分は「否が応でも/いやがおうでも」と混同していました・・・恥)期待は高まります。 

面白いです!

官能と退廃的な香りのする高名なクリムトの絵「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像Ⅰ」がこの作品の実質的な主人公です。

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戦争で受けた心の傷跡を辿りながら、最後は体制側であるオーストリア政府との息詰まる法廷劇でクライマックスを迎えます。

果たして、本来の持ち主からナチスが引き剥がしたこの絵画の行方は・・・。

黄金のアデーレ 名画の帰還(字幕版)

 

本作は史実に基づいた作品で、自分は、クリムトの絵にそんな歴史があることを知りませんでした。次に「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像Ⅰ」を見る時は、必ずその背景を思い出し、感激すること間違いなしです。

ジョージ・クルーニーが監督・主演・脚本を務めた『ミケランジェロ・プロジェクト』

とセットで見ると面白いと思います。 こちらも史実に基づいた戦争中の美術品にまつわる話で、興味深いです。

 

叙任権闘争の頃のお話・・・って何年前?(大聖堂/ケン・フォレット)

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全く想像できませんが、1,000年以上前の話です。

時代が時代です、なんと叙任権闘争の頃!(そう言えばカノッサの屈辱とか1122ヴォルムス協約とか、覚えさせられた記憶が・・・。でも、その後の人生では、結局一回も出てこなかったですね・・・笑。)

当作品は海外の翻訳ものゆえ、読み始めはちょっと入りにくかったのですが、あっという間にのめり込みました。

大聖堂建立を巡って、永遠とも思える時間及びあらゆる関係者が絡んで、話が進んで行くのですが、とにかく凄い、壮大です!

策略、略奪、親子愛、師弟愛、ジェンダーを超えた愛憎、嫉妬、感動、ヴァイオレンス、殺し、肉欲、勧善懲悪、歴史、なんでも詰まっている上、それらがくんずほぐれず展開して、歴史を紡いで行きます。 

超エンタメ大作というのは、まさにこういう作品の事を言うんでしょうか?

日本では今一だったみたいですが、世界的に超ベストセラーになったのも判る気がします。1989年の作品ですが、なんと昨年になって、コンピューターゲームにもなっているようですので、海外では未だに、この作品は超有名なようです。

store.steampowered.com

通勤時間にこれ読むことによってなんとか現実逃避できてたのですが、明日からどうしますかね・・・(泣)

なんと、ドラマはあのリドリー・スコット監督で作成、2011年にNHK/BSでも放送していたようです・・・。 

 

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)

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非常に不本意です。もっと他に見たい映画があったんですが・・・意外や意外、涙腺が。(プーと大人になった僕)

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大体、堺雅人の吹き替えが全然駄目でした。配給会社は、どうしてこんなに声を聴くと顔が直ぐ浮かぶような人選をしたのか理解に苦しみます・・・。

だったら、字幕版見ろよ、という事は判っているのですが、こちらにはこちらの事情があるのでそういう訳にもいかず。(笑) 

ということで、しょっぱなから、相当な評価減でした・・・。

が、徐々に引き込まれます。

結局、最後まで、幾度も涙腺が緩んでしまいました・・・。

プーのまるで「君は相田みつをか?」という言葉が自分の乾いた心に沁み込む、沁み込む。これは違反です・・・。

www.disney.co.jp

プーさんの映画、併せて、まだ封切られて間もないということもあり、(まだ内容が口コミで広まっていない。)劇場の2/3は子連れでしたが、これは全く子供用の映画ではなく、世の中の子持ちお父さんを対象とした映画ではないかと思ってしまいました。(そういう意味では配給会社は、動員増やすために、それを敢えて言わなかった疑いがありますね・・・。笑)

内容は、正直父親として身につまされることばかりで、映画を見ながら猛反省することになりました・・・。

ということで、これは世の中のお父さん方にお勧めの一本です。(って栄養ドリンクみたいですね・・・。笑)

鑑賞したことで、目から鱗で、明日から人が変わったようになるか?と言うと、それとこれとは別で、なかなか~・・・。
そこは、大変申し訳ございませんとしか言えません。(笑)

 

プーと大人になった僕

プーと大人になった僕