徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二人の美しいスパイの物語・・・(マリアンヌ)

本当に良くできた話で、綺麗にまとまっています。流石ゼメキス監督です。 ブラピ&マリオン・コティヤール主演です。(マリオンは「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」という映画で一世を風靡しましたが、自分は、リュック・ベンソンのTAXIでの主人公の恋人役…

現代の真の愛の形は、皆が考えている普通からはもう生まれないのかもしれない・・・(きらきらひかる/江國 香織)

江國香織氏は既に文壇の重鎮と言ってもよい方だと思いますが、辻仁成氏と男女対になって書いた『冷静と情熱のあいだ Rosso』位しか、自分は読んだことがありませんでした。 今回「きらきらひかる」という題名から何故か目が離せなくなり、読んでみることに・…

ご機嫌な音楽に乗ってぶっ飛ばします!(ベイビー・ドライバー)

ベイビー・ドライバー (字幕版) 説明に「スタイリッシュmovie!」なんて書いてあったのですが、「今時そんな言葉使わないよなぁ(笑)」なんて思いながら鑑賞しました。 アンセル・エルゴート&リリー・ジェームズの競演、その上に「ご機嫌な音楽」、「スピ…

心温まる素敵なお話です。人を信じて、どんな時も前向きに!(漁港の肉子ちゃん/西 加奈子)

西加奈子氏の小説は今回初めて読みました。本作はいろいろな方が、彼女の代表作として挙げていることもあり、かねてから読んでみたいなぁ、と思っていた1冊です。 「肉子ちゃん」 こんな風に人に呼ばれたら、普通は名誉棄損レベルで激怒ですよね・・・ 「肉…

どうやら、今更韓国映画にはまってしまったようです・・・(タクシー運転手~約束は海を越えて~)

うーん。また唸ってしまいました。 いやー、本当に参りました。鼻の奥がツーンとなること数回、この内容でどのように見る人の心を動かすのかなぁ?と考えていましたが、次々と来る見せ場に涙腺が緩みっぱなしでした・・・。 本作は1980年の韓国の光州民主化…

なんだかんだ言っても面白い、真理子先生・・・(”あの日のそのあと”風雲録 夜ふけの縄跳び/林 真理子)

この表紙はちょっとずるいですね・・・どう考えても著者に見えない(笑) こんなことをいうと怒られるかもしれませんが、この方は、ずっとおばさんの気がします。 僕が小さい頃から、おばさんだったし、今もおばさん。これからもおばさん。 真理子先生は自分…

この時代はもうそこまで来ているのではないでしょうか?・・・(ブレードランナー2049)

前作の公開が1982年ですので、実に36年ぶりの続編です・・・。前作の筋はおぼろげにしか覚えていませんでしたが、やはり物悲しいidentityものという部分は変わっていませんでした・・・。内容及び出来は全く悪くないですが、前作があって今作が初めて理解で…

日本は本当にいい国なのだろうか?・・・(日本を捨てた男たち/水谷 竹秀)

「困窮邦人」 自分の意志で海外に出かけ、そのまま文無しになり、帰国ができなくなっている日本人の事を指すそうです。 そんな言葉があることをこれまで知りませんでした。 この本を読むまで自分は、海外へ渡航し、帰国しない(できない)人は、日本国内で、…

音楽も街の風景もとっても素敵な一本。ニューヨークに行きたくなりますね・・・笑(はじまりの歌)

はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版) 公開当時、全然期待しないで見たら、メチャメチャよかった1本です。 恋人同士でもある二人の才能あるミュージシャンが、紆余曲折を経ながら、様々な人に助けられ、最終的に自己を見出し、それぞれ全く異なる方向に進んで…

日本にもいろいろな時代があったのです・・・・(33年後のなんとなく、クリスタル/田中 康夫)

先日ブックオフでブラブラしていたら、ん?と目に留まり、一応このTrendを知る恐らく最後の最後の Generationなので興味がフツフツと湧き、思わず購入してしまいました・・・。それにしても、このTiffany&Co.カラー結構目立ちます。 康夫ちゃん絶対狙ったな…

ハリウッドを超える韓国映画・・・(ベルリンファイル)

韓国映画は時として、「こりゃ、ハリウッドと同等かそれ以上だなぁ…。」と思わせる作品がありますが、これこそアクション、内容共にハリウッド級です・・・。 日本には残念ながら「ハ・ジョンウ」みたいな将来のワールド型スターって今見当たりませんよね・…

判り易いですが、これ以上掘り下げるか下げないかはあなた次第です・・・笑 (知らないと損する経済とお金の超基本一年生/大江 英樹)

普段あまりこういう本は読まないのですが、なんとなく表紙に惹かれて齧ってしまいましたー。笑(表紙はやっぱり大切ですね・・・) 確かに判り易いし面白い!経済とお金の話がとっても噛み砕いて解説されています。自分に取っても「え、そうだったのかぁ。」…

回を重ねる度にハチャメチャ度が増します・・・(ワイルド・スピード)

日本では未だ決まっていないようですが、「ホブス&ショウ」の全米公開日が2019年8月2日に決まったようです。 本作は、ご存知ワイルドスピードのスピンオフ作品です。(海外ではワイルドスピードと言っても通じないそうで“The Fast and the Furious”。書く時…

全編書簡で構成される、一風変わった小説です。本作をミステリーと云う方もいます。(十二人の手紙/井上 ひさし)

これもいつか読みたいなぁ、と思ってた一冊。言わずと知れた故井上ひさし氏著。 本作は少々変わっていて、全編手紙で構成されています。 基本、短編集なので、それぞれのエピソードで小さなどんでん返しが繰り返されるのですが、何話か登場人物が被っていた…

政治家の決断の際の苦悩を見事に描き切った上質の作品でした・・・(ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男)

政治家を主人公にした作品は、本当のところはよく判らないので、それを歴史の真実として信じてはいけないというのが自分の信条。まして戦時下の話となれば、勝てば官軍ですから・・・(笑) チャーチルと言えば、イギリスの首相で欧州戦線で優勢であったヒト…

まだ2月の初めだというのに、今年最高の1冊となるかもしれない作品に出会ってしまいました・・・。 (シャドウ・ダイバー/ロバート・カーソン)

シャドウ・ダイバー 下―深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち (ハヤカワ文庫 NF 341) 早くも出会ってしまったかもしれません・・・。 まだ2月の初めだというのに、今年最高の1冊となるかもしれない作品に・・・。 「シャドウ・ダイバー」 (ロバート…

松潤似の主人公が、極寒の原野を彷徨い、オオカミと共に力強く生き抜いて行く物語!(アルファ)

約2万年前の地球が温暖化に向かい始める直前頃のお話です。2万年前っていつだよ?って感じですが、調度、クロマニョン人がラスコーにかの有名な必ず教科書に載っている壁画を描いていた頃でしょうか? まだ農耕や牧畜は始まっていないので、食べる物は命懸…

力道山に負けた史上最強の柔道家。人生って本当にいろいろ。正解なんてない。・・・・(木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか/増田 俊也)

強過ぎるがゆえに、周りがほっておかず、奥さんの薬代を稼ぐと云う口車に載せられ一時期プロに転向。それが影響し、未だに柔道界からほぼ抹殺されている、最強且つ不世出の柔道家、木村正彦氏。彼の一生を18年間愚直に追いかけた秀逸の一冊です。 内容にも、…

そこまで残虐なダークヒーローだったかなぁ???(笑)・・・(ヴェノム)

ヴェノム ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] 遅ればせながらヴェノムを鑑賞しました。 既に「スパイダーマン3」で既出のキャラなので、そこまで目新しさは感じませんでしたが、コミックのヴェノムに極力忠実なキャラに再構成され、ストーリーもきちんと退屈し…

あまりに強烈なので、読んでいて足が竦みました・・・(遺書/瓜田 純士)

一時期話題になった関東連合とその関係者のお話。 3面記事的な興味を満たしてくれる作品としては、とっても面白いし、やはり関係者であった著者(もちろん編集者とかが付いていると思いますが)には文才?地頭の良さのようなものを感じました。 所謂、当時…

号泣必至とか言われると、普通の人は「ふんっ!」となりますよね?え?ならない? 自分が天邪鬼なだけってことでしょうか・・・?(コーヒーが冷めないうちに)

号泣必至とか言われると、普通の人は「ふんっ!」となりますよね? え?ならない? 自分が天邪鬼なだけってことでしょうか・・・?(泣) 前評判が高すぎると、ハードルが上がり過ぎて、「そこまでじゃなかった・・・。」という現象が起きがちですが、残念な…

元都知事はスター性がないし、怒ってばかりなので好きではありませんでしたが、書き手?調べ手?としてはかなりの人でした。(ペルソナ/猪瀬 直樹)

これも、ずっと読みたかった一冊です! 著者の元都知事はスター性がないし、怒ってばかりなので好きではありませんでしたが、書き手?調べ手?としてはかなりの人でした。 三島由紀夫の作品はキラキラしていて、本当に「かっこいい」ゆえ、彼は一種の超越し…

ジャニーズ時代劇をバカにしてはいけません。(散り椿)

ジャニーズの多角化は相変わらず凄いですね。 時代劇への進出を始めた時、(おそらく、ひかる一平を仕事人に出演させた時)は、あまりの違和感に笑いを通り越してあきれてしまいましたが、最近は、東山君の仕事人、松岡君の金さん、(松岡君は仕事人にも出て…