徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

あまりに強烈なので、読んでいて足が竦みました・・・(遺書/瓜田 純士)

「遺書」 関東連合崩壊の真実とある兄弟の絆 (竹書房文庫)

一時期話題になった関東連合とその関係者のお話。

3面記事的な興味を満たしてくれる作品としては、とっても面白いし、やはり関係者であった著者(もちろん編集者とかが付いていると思いますが)には文才?地頭の良さのようなものを感じました。

所謂、当時の裏話が筆者によって語られる訳ですが、この作品に出てくる人達は、普段は普通でも、いい意味でも、悪い意味でも所謂本当にヤバい人達で、「映画や小説の世界なんてものじゃない。」感があります。

人間が振るう暴力には、ここは超えてはいけない、という一線がある筈で、それを超えた場合は人は人でなくなり、修羅? 若しくは人の皮を被った悪魔?と化すと聞いたことがあります。この作品には、その線を超えようとする人達が沢山出てきます。知らず知らずのうちに、その線を越えてしまっているのか?元々そういう線を越えて行く素地があるのか?そこは判りませんが、普通の人であれば精神的に耐えられない領域だと思いますので、悪い意味での超人なのかもしれません・・・。

「とっても面白い」と申しましたが、実際にこんな事件が間近で起きたら、普通は怖くてそれどころではないので、品行方正な納税者としては、国にはきちんと、こういうことは、こういう世界内で(関係の無い人には影響のないように)対処して欲しいと願うだけです。

本を購入してしまいましたが、印税が、変なところに流れずに、筆者の静かな生活に使われればいいなぁ、と思います。(考え過ぎですね・・・笑)