正統派のハードボイルドです・・・(コルトM1851残月/月村 了衛)
これも前から読みたいと思っていた本。
前評判が高かっただけに、ちょっと期待が高すぎたのかもしれません。
背景設定も面白いし、確かに先が気になってやめられない徹夜本には違いないのですが、少々ハードボイルドし過ぎですかね・・・。自分の中で10本の指に入りますとまでは言えない感じでした。でもエンターテイメント的小説としてはお勧めの一冊です。
拳銃vs日本刀。一見、圧倒的に拳銃が有利。しかしながら拳銃は6連発でそれ以上はあらためて弾込めしないと撃てないという弱点があり、それが逆にこの作品を手に汗握るものにしています。
月村了衛氏は「神子上典膳」は既読、残りのマストリードは「機龍警察」でしょうかね?(笑)
コルトM1851残月 (文春文庫) | ||||
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