紛れもない名著。相変わらず学ばない国、日本・・・。(大本営参謀の情報戦記/堀 栄三)
非常に意義深い一冊でした・・・。名著ですね。
それしにしても、日本は、なーんも過去の反省点を生かしていませんね。相変わらず、根性、根性な部分ありますし・・・。
日本人の気質?というか美徳感というのは一種特殊で、物質主義の中では存在しえない感覚なのではないでしょうか?「武士は食わねど高楊枝」や「清貧」なんて言葉があるくらいだし・・・。そういった思想を排除しない限りは(物質主義の権化である)戦争なんてしても絶対勝てないので、止めとけ、ってことですよね・・・。
本作を読んで、戦争はアメリカと圧倒的な物量の差で負けたのかと思っていましたが、方法論や思想で、既に負けていたのでは???と思わず唸ってしまいました。
何事も疑ってかかれ!と言うのは著者の教えだし、世間の鉄則なんでしょうが、個人的にはそんな立場に置かれる状況にいるのは嫌だなぁ~。
大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫) | ||||
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