徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

アメリカと言う国は、未だに戦争の英雄が生まれる国である。(ホース・ソルジャー)

ホース・ソルジャー(字幕版)

ホース・ソルジャー(字幕版)

マイティソーのクリス・ヘムズワース主演の戦争映画です。

日本ではあまり馴染はないですが、同時多発テロを受けた米国が反撃をすることを決めた際に一番早く、アフガニスタン入りし、アルカイダの拠点と言われていたマザーリシャリーフを制圧したグリーンベレー部隊(12名で正式な部隊名はODA595/Operational Detachment-Alpha595)のことを描いている作品です。その部隊のリーダーである大尉役を、クリス・ヘムズワースが演じています。 

最新の設備を持って現地入りした彼らを待っていた移動手段は、非常に複雑な地形を考えると、馬が一番適しているということで、なんと馬。乗馬経験は実家が牧場の大尉のみで、後は全員素人。ちなみに米軍が馬に乗って、戦闘をしたのは1942年以来の事だそうです。しかもアフガニスタンの馬は気性が荒いことで有名とのこと。

そういった背景がある、結構シリアスな作品の筈なのですが、お話は、結構「イケイケどんどん」で、皆、最前線に突っ込む突っ込む。正直これでよく死なないなぁ、というレベルの突撃で、そこはやっぱり事実を元にはしてはいるけど、相当脚色したお話なんだろうなぁ、という印象を受けました。但し、逆にお話として考えれば、それなりに面白く、手に汗握る展開の勧善懲悪の男の世界が広がっていると解釈できないこともないです。 

ちなみにグランドゼロには彼らの功績を称えて、銅像が建てられているそうです。うーん、未だに戦争の英雄と言うのが生まれるアメリカには驚かされますが、日本が平和ぼけしているだけなのかもしれませんね・・・。

f:id:Frikandel:20190410224205j:plain

 

さぁ、最終巻!香織と早苗の行く末は・・・。日本一の女子剣士が行く!!!(武士道ジェネレーション/誉田 哲也)

武士道ジェネレーション (文春文庫) 

またまた、磯山節、早苗節、炸裂!の武士道ジェネレーション。前3冊同様、変わらずに楽しませてもらいました。あっという間に徹夜で読了というやつですね。(笑)

但し、強いていうと、今作はちょっと、前の3作とは、お話が離れてしまったかなぁ、と言うか、現実から少々乖離した感じを受けました。 

物語は、いきなり結婚式に出席している磯山香織の独白から始まります。冒頭から磯山節が、これでもかっ!という位に炸裂します。ここで、読者は久しぶりの「武士ジェネ」(こんな言い方するのかな? 笑)の世界に一気に戻ることができるのではないでしょうか? 

今作は、香織vs早苗という図式では物語は進まずに、香織の剣道と言うか武士道、早苗の私生活と日本観のようなものが中心に描かれています。「香織と早苗の対決がないっ!」そこは少々残念な気もしますが、相変わらず、実にいろいろな人物が次々に登場し、様々なことが怒涛のように発生するので、読者を飽きさせることは無いと思います。(笑)

但し、冒頭で述べたように、「シカケ」と「オサメ」という若干、これ本当に剣道界に存在するのかな?お話だけの世界?なんていう奥義っぽい術が出てきたりして、若干自分は現実に引き戻されたのも事実です。また、最後のクライマックスも、盛り上がることは盛り上がるのですが、やはり以前の作品に比べると、今一迫力に欠ける気がするし、そもそも、どうして、この背景になったかなぁ?はたまた、その必然性もあったのかなぁ?と・・・、ほんの少しだけ、もやもや感が残りました。 

ただし、ここまで3冊読んで来た読者にとっては、やっぱり、読むべき作品だと思いますし、掛け値なしに、面白い、エンタメの傑作ということは間違いないかと・・・。 

流石にもう続編は出ないと思いますが、自分は2013年にこの本に出会ってから足掛け6年間楽しませて頂きました。著者の誉田哲也氏の作品はこれ以外は読んだことがないのですが、所謂ベストセラー作家ですから、将来他の作品も読んでみたいと思います。

 

frikandel.hatenablog.com

 

 

ティム・バートンのダンボの世界観は???(ダンボ)

f:id:Frikandel:20190407214443j:plain

ダンボを見てきました!

如何にディズニーと云えども、流石におっさん一人ではこの手の映画は見に行かないですよね。よって、連れがいる訳で、そうなると当然吹き替えです。(泣)

前回、プーで相当懲りていたので、嫌な予感はしていたのですが、声優陣に今回はそこまで違和感はありませんでした。(西島秀俊もそこそこ押さえていていい感じでした。)ただ、エンディングテーマに竹内まりあはないでしょー、90年代じゃないんだから・・・(笑) 

frikandel.hatenablog.com

作品はディズニーなんで、もちろん良くできています。前半は、コウノトリのシーンやティモシー(ダンボのネズミのマネージャー)、ピンクエレファントをきちんと演出して、原作に忠実にやろうとしている努力が見えます。ただし見ているこちらとしては、前半で、あれ?殆ど原作の話終わっちゃったけど、これからどうやって話持たせるのかな?と心配になってしまいました。(笑)まぁ、そこは安心して下さい。後半は原作とは全く異なる素晴らしい話が用意されています。

監督がティム・バートンという事で、どんな世界観のダンボになるのかな?と少々心配していましたが、そこは至って普通のダンボで自分は胸をなで下ろしました。(笑)

最近ティム・バートン作品はエヴァ・グリーンが度々出てきますが、ヘレナ・ボナム=カーターと内縁関係を解消しているから、次はエヴァなのかなぁ、と下世話な推測をしてしまいました。(笑)でも相変わらずエヴァさん綺麗でした。

f:id:Frikandel:20190407214814j:plain