徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

ちょっと意地を張るのも、たまにはいいんじゃないでしょうか??(笑)

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子供の学校で、こういう事態なので緊急時の携帯の所持が許可されました。でもネットサーフィンできるような携帯は駄目って・・・。今時そんな携帯なんてあるの・・・??? 

あ、家にそういえば、昔々に、ipad+音声携帯の2台?持ちをしていた時に、ただで貰った未使用のキッズ携帯がある!ことを思い出しました。

ひと昔前の話ですが、キッズ携帯からSIMを抜き取って別なガラケーに挿して、ほぼ待ち受け専用の音声携帯にしていたので、当時携帯料金自身は月700円程度、後はモバイルwifiが3,000円位の計4,000円以下で済んでいました。いい時代だった~笑。その後、改定、改定でいきなり相当料金上がったけど・・・泣。よく分かりませんが、その時は新規で契約したら、電話機器はただでくれましたよね・・・。

で、せっかくなら、それを使いたい!と、いろいろと調べてみたところ、方法はあることはありそう。ただ、所謂キッズ携帯は親回線がないと駄目とか結構な縛りがあるようで、中々難しそうな感じ???。

 

既に何年か前にあまりの店員の対応サービスの悪さに一途だった最大手を離れて、格安SIMに変えてしまったので、親回線は使えません。(この会社は女性はそこまでではないんだけど、男性の接客がもう壊滅的に駄目で、超上から目線な対応だったので、1台目の携帯から長らく契約を維持して来ましたが、それを機に解約しました。もはや、この会社のビジネスモデルはリテールというよりは、回線貸しがメインになりつつある感じですよね・・・。もっとも、おかげで月2万円以上払っていた携帯代金は軽く5千円以下になりましたが・・・。)

じゃ、ガラケーの一番安いプランで新規契約してSIMだけ挿して貰おう!と嫌々ながらも新規契約で来店予約。

で、出掛けたのですが、(また男性!)新規契約がスマホではないことで、まず対応ダウン。機器持ち込みで更に対応ダウン。同キャリアの回線を持っていないことで、更々、対応ダウン。

「あ、機器が古いので、このプラン使えないです。通信保証はできないけど、スマホの一番安いプランなら、もしかすると使えるかもしれないです・・・(契約料金倍以上、縛りあり)駄目かもしれないけど・・・。」

と、なんとも答えようのない説明・・・。何か一緒なって考えてくれるかと思いきや、そのまま沈黙。

「どうしようもないですか?」

という当方の質問に、

「どうしてもというのであれば、新しいガラケー買って、SIM入れ替えるしかないかと・・・。それでも通じるか判りませんが・・・」

との返答で、店を後に・・・。 

そこで諦めればよかったのですが、過去の最低な対応のことも思い出し、なんだか反骨心に火がついてしまい、絶対使ってやると、やる気がメラメラ・・・(笑) 

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 で、詳しく調べると、まぁその店員のいうことは100%は間違ってはなくて、現在の電話の通信方式はLTE方式(4G)がメイン。(これからは5G!)従来のW-CDMAも勿論まだ使っているけど、一部、新規契約は止めたとの記載がHPにあり。でも、大型のUIMカードは扱っているし(上の写真のピンクの奴ね。)ガラケーもまだ扱っているんだから、少し位相談に乗ってくれても・・・。(自分としてはおそらく使えるという結論を出していたので・・・。)でも、もうあの店舗に戻るのは嫌だったゆえ、他社の事情をせっせと調べると、何社かまだW-CDMA方式の新規契約をしている会社があることを発見!(各社HP上にも本当に小さく且つ詳細もあまり書いてないので、相当、奥まで入り込まないと出てこないです・・・。)

で、もう本当に嫌だったんですが、再度元の店舗を訪問。3,000円払ってSIMロック解除。(携帯電話キャリアで契約した端末は、そのキャリアでしか利用できないように「SIMロック」と呼ばれるロックがかけられており、他社のSIMカードに差し替えて使用することができません。最近はオンラインでも無料でSIMロック解除はできるようですが、機種によっては店舗持ち込みでしかできないものも多く、その場合は殆ど有料となるようです。)この時は運よく女性に当たったので、特に訳も聞かれず、いろいろと調べる必要はあったようでしたが、ほぼ淡々と丁寧にご対応頂けました。(こちらも事前に詳細を調べていた上、電池パックの蓋を開けるレンチも持参したので・・・。この機種は防犯ベルも兼ねているので、保安上、特殊なレンチでないと蓋が開かないようになっています。)

で、業界三位の会社に持ち込み、相談。その会社も、うーん通じるかな?と半信半疑だったものの、

「むこうの会社では相手にされなかったし、SIMロック解除もして来た。駄目元でもいいです。(自分はこの時点でいろいろと調べていて、ほぼ通じるという確信を持っていたので・・・。)」

という小生の圧?熱意?に負けて手続き開始。(途中、何度も、駄目だった場合でも、契約上解約は可能だけど、クレジットヒストリーを守るために半年は解約しない方がいいというアドバイスをもらいました、笑。でもどうして、各携帯キャリアは手持ちのSIMで通信確認をその場でやってくれいないのでしょうか?それでお客様の不安は一発解消されるし、問題もなくなるのに・・・。)

で、目出度くバリ3!(って今は言わなくなりましたね、今はアンテナ4本だもんね・・・笑)

まぁ、あと4年~長いところで6年でW-CDMAのサービスは終わるそうですが、それまでは月900円(通話料別、いつでも解約可)で子供に緊急携帯を持たせることができました・・・。SIMロック解除と新規登録併せて6,000円掛かりましたので、正直、新しいの買ってもあまり変わらない??(泣)

まぁ、でも意地張ってみました。(笑)

まだまだ、昔のガラケーも使えることが判ったし、いろいろ勉強できたし、それで、よしとしましょう・・・。(笑) 

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「読書???」なんて言っている人はこのシリーズから読むといいかも・・・(絶望スクール・池袋ウエストゲートパークXV/石田 衣良)

絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV

石田衣良氏のIWGPシリーズ。11巻から突然復活して遂に15巻目。(クロスオーバビークルとは全く関係ありません。笑)内容はもうルーテーンのようにパターン化しているのですが、サラッと読めるので出ると必ず読んでしまいます。

パターン化しているとはいえ、世相はきちんと反映しているので、そういった意味では、将来、若者のトレンドを探っていく資料としても貴重な文献になっていくのかもしれませんね。 

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本巻は4篇収録で、「動物虐待」、「飲酒?危険?運転」、「引きこもり」、「外国人対象の日本語学校ビジネス」を取り上げています。 

このシリーズが復活してから、主人公のトラブルシュータ―のマコトとキング、タカシの絡みが若干多くなっている気がします。特に本巻は、全部マコトが犯人を釣り上げ、タカシが制圧ってパターン?ちょっと捻りがなくなって来た?と言うか、衣良氏は水戸黄門様のように、そういう極めてシンプルなパターンを作ろうとしている気もしました・・・。もしくは巷でも暴力沙汰が増えてるし、タカシのヘルプは必須、そんな設定にしたかったのかもしれませんね・・・。構想を練るのは大変かもしれませんし、長続きさせるためにはパターン化なのかもしれませんが、ファンとしては、今後は以前のように頭を使ったマコトだけの活躍も期待したい気がします。

登場するおなじみの脇キャラも、今回は必須キャラのマコトのおふくろとファミレスに一日陣取るネット情報屋のゼロワンぐらい?なのでちょっと寂しい気がしました。ヤクザの「サル」は世論上、出しにくいとしても、エリート署長の「礼にぃ」なんかはどうしてるのでしょうかね?

艶っぽい話はIWGPには不要ですが、マコトのステディもそろそろ居てもいいし・・・。「え、その後どうしたかって?あんただって、気のおけない親友とその彼女の、そんな話は聞きたくないよな。だから、そんな野暮な話は聞きっこなしで今回は勘弁してくれ。」ですませばファンも納得するかと(笑) 

併せてIWGPと言えば、忘れてはいけないのがクラッシック音楽。今回は以下の通りの選曲です。(衣良氏は、この流れかどうかは判りませんが、NHKの秀逸な「らららクラシック」という番組もやっていらしゃいましたね・・・。この番組のメインは間違いなく加羽沢美濃さんでしたが・・・。)

◆「目白キャットキラー」子猫のワルツ(ショパン

他に他のショパンのワルツを聞いている描写あり。


Chopin Bunin

◆「西池袋ドリンクドライバー」たのしめ人生を (ヨハンシュトラウス2世)

バッハのゴールドベルク変奏曲は睡眠誘導曲?として紹介のみ。


**♪J.シュトラウス2世:ワルツ「楽しめ人生を」op.340 / ウィリー・ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

◆「要町ホームベース」シンデレラ(プロコフィエフ


Prokofiev - Cinderella, Op 87 - Rozhdestvensky

◆「絶望スクール」 日本狂詩曲(伊福部昭

他にアストル・ピアソラの天使のミロンガはストリートミュージシャンが街で弾いているという描写あり。


伊福部昭:日本狂詩曲

ちょっと驚きましたが、初めて邦楽が取り上げられています。ゴジラ音楽で有名な伊福部昭氏ですね・・・。

石田衣良氏は題名で話と音楽をマッチングさせているような気がするので、話の内容と音楽が本当にマリアージュしているかは自分には判りませんが、該当する音楽を聴き込んでから、本作を読むのも、IWGPの一つの楽しみ方だと思います。是非お試しあれ!!

ちなみに過去はこんなコンピレーションアルバムも出していました・・・。何を隠そう買ってしまったのはこの私ですが・・・(笑) 

 

全然華麗でもなんでもないお話・・・(マネー・ショート)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

2007~08年の金融危機を描いた作品で、前からいつかは見ようと思っていた1本です。何といっても、出演者が豪華です。クリスチャン・ベイル、スティーブ・カレル、ライアン・ゴスリング、ブラッド・ピット!しかもセレーナ・ゴメスとマーゴット・ロビーカメオ出演のオマケ付き! 

この手の映画、本当にいつも思うのですが、なんなんですかね・・・この邦題?「マネーショート、華麗なる大逆転」って・・・。一般的に「マネーショート」って金が足りない?ってことですよね? で、「華麗なる大逆転」と云うのも全然この映画の内容を反映したものになっていない気がします。この出演者で華麗なる大逆転なんて題名だと、なんだか知らない人はこの華麗な4人組が最後に大勝利する詐欺師の映画かなにか?と思ってしまうのではないでしょうか?(そうやって引っ掛けて、動員を増やすのが狙い?笑)原題はTHE BIG SHORTで金融用語で言うと巨額な空売りと言う意味だと思います。ちなみに反対はLONGでこれは購入とか保有を指すそうです。

クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴスリング、ブラッド・ピット、4者4様の演技を見せてくれますが、ステーブの狂信的な演技とブラッドのもの静かな演技の「動 vs 静」は実に見応えがあります。同じものを見て、同じように感じている二人にも関わらず、ここまで表現方法を変えて演出する監督の手法は見事だと思いました。(特にブラッド・ピットは、普通なら滲み出てしまうスーパースター/ブラッド・ピット色を一切消しているような本当に控えめの演技でビックリしました。)そして、ひたすら耐える天才を演じるクリスチャン・ベールとクールな演技で変な髪型のライアン・ゴスリングが脇を固めます。

クリスチャン・ベール演じるマイケルは医学博士で少々風変わりな投資家。投資のデータを眺めているうちに、超優良と言われている証券の中にサブプライムローンが含まれていることに気付く。サブプライムローンは所謂、低所得者向けの住宅ローンのことでマイケルはこれが数年以内に債務不履行となると予測する。そして「クレジット・デフォルト・スワップCDS)」という損失補填保険のような金融商品投資銀行に売り込む。超優良証券の為、債務不履行になるなど露ほども疑わない投資銀行はマイケルを鼻で笑い、保険料だけで濡れ手に粟とそれを引き受ける。その動きに気付いたライアン・ゴスリング演じる銀行員のジャレド。彼は取引先のヘッジ・ファンドのマーク(スティーブ・カレル)にもこの話を持ち込みCDSの購入を勧める。また、投資の世界に入ったばかりのチャーリーとジェイミーもサブプライムローンのからくりに気付き、投資銀行に話を持ち込むものの全く相手にされず、近所に住む、既に引退している元銀行員のベン(ブラッド・ピッド)に相談に行く。

マイケルの予測通り、住宅バブルは崩壊。資産価値が暴落するも、サブプライムローン絡みの証券はなかなか値段を下げず、保険料ばかりが出て行き、投資家達は金を返せ、訴えてやる、と騒ぎ始める。「投資家を保護するために、金は返さない。」と、一方的に彼らにメールを送り、一切その訴えを無視するマイケル。

が、遂にサブプライムローンを紛れさせていた超優良証券も暴落。一気に莫大な運用益を出すマイケル。そしてその莫大な運用益を彼らに淡々と且つ一方的に送金。その上で、あまりに因果なマネーゲームに嫌気が差しファンドを閉鎖する。

また、チャーリー、ジェイミーも一気に大金持ちに・・・浮かれる二人にベンはこれによって、善良な市民が職を失い、家を失い、年金を失い死ぬことになる、それを考えたことがあるか!と強く諭す。

ジャレドは批判があるのは判っているが、と前置きした上であくまでクールに儲けを受け取り、マークはベンが言っていたように、何も罪のない人が、ほぼ騙されたような形で自己破産、不幸のどん底に転がり落ちて行くことを知っている故に、これを売ったら俺たちも人々を騙した、金融機関の奴らと同等になると最後まで迷う。が、最後は部下から説得され、遂に債権を全部売り払う。

結局、影響が大きすぎて潰せないという理由で、投資銀行公的資金を大量注入され、多くはそれが幹部の巨額な退職金に化け、罪もない一般市民だけが、家を失い、職を失い、年金を失い、貯蓄を失い、ツケを擦り付けられるという悪夢のような結果に・・・勿論、詐欺まがいのことをした格付け機関を含む金融機関の人間は一人も司直の手に委ねられることもなかった・・・。

 名誉ぐらいは失ったかもしれませんが、まさに金を持った者だけが守られ、損をするのはいつも罪のない一般の人々ばかり・・・という作品です。

一部脚色はありますが、これは決してフィクションではありません。実際に2007~08年にこういったことがおき、未だ傷も癒えないのにも関わらず、ウォールストリートはまた同じような事をしようとしているそうです。

今はコロナでそれどころではない筈ですが、こんな時にも大儲けしている人達はいるようで・・・。 

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