作者の頭の中が見てみたい・・・(アラビアの夜の種族/古川日出男)
これにはハマりました、と言うより騙されました。全てに騙されました・・・。
読了後「えっ!」と鳥肌が立ちまくりましたが、その後暫くして梯子外された。(笑)
そんな感じの作品です。
著者の文体はそんなに自分が好きなタイプのものではないですが、途中からそれも全く気にならなくなるくらい夢中になりました・・・。
壮大な叙事詩とも言えるし、ファンタジーとも言えます。今となっては、なんだか文書で読むRPGの世界を彷徨っていたような気がします。
この作品に関しては恐らく極端な賛否両論がある気がしますが、自分は読んでよかったと思っています。古川日出男氏、至福の時間をありがとう。(と言いつつも、この人の脳の構造は常人にはちょっと想像できない感じですね、思考回路を覗いてみたい気がしました。)
今後これをお読みになる方は、巻頭から巻末のあとがきまでがこの作品なので忘れずにそこまでお読みあれ。
アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫) | ||||
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アラビアの夜の種族 II (角川文庫) | ||||
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アラビアの夜の種族 III (角川文庫) | ||||
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