え----??そうだったの? (影武者 徳川家康/隆 慶一郎)
歴史物はそこまで得意では無い為、またまた読み終えるのに相当に時間が掛かってしまいました・・・。(泣)
「“家康”は誰しもが名前を挙げる位、有名な歴史上の重鎮だけど、その割には謎が多い人物だった。」
そうだったんですか??知りませんでした・・・。
題名の通り、本作は家康の影武者を描いた作品です。1巻の前半あたりまで、正直、この人は史実を書きたいのか?フィクションを描きたいのか?が、全く見えず、遅々として読み進められなかったのですが、後半から一気に盛り上がり、2巻、3巻と突然忍者武芸帳を彷彿させるような展開を見せます!(笑)
確かにフィクションはフィクションなのですが、家康と秀忠の関係の描き方などは本当に秀逸で、どちらかというと、フィクションというよりは、歴史の空白部分を、過去の文献を紐解きながら、自分はこう推定する!という極めてノンフィクションに近い分野の作品だと思いました。
面白いです、読んで良かった!
司馬先生の「関ケ原」も読んだし、これで相当この時代に詳しくなりました。今なら日本史で試験受けられるかもしれません。(笑)
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) | ||||
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影武者徳川家康〈中〉 (新潮文庫) | ||||
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影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫) | ||||
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