徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

人は学ぶかもしれないけど、過去や将来に生きている訳ではないから・・・。(帰ってきたヒトラー)

帰ってきたヒトラー(字幕版)

帰ってきたヒトラー(字幕版)

最近、昔見逃した映画がアマゾンプライムに結構な頻度で出てくるので、暇を見つけて鑑賞をしている。(いい時代になったなぁと思うか、会費を払っているので、元を取ろうとするかは、その人の心の持ちよう?笑) 

で、「帰ってきたヒトラー

いくら原作がベストセラーになったからと言っても、映像の刺激性も考慮して、一応、世間的には、コメディ映画とのスタンス。「笑うな危険」なんてポスターも揶揄しているけど、相当にタッチーで危ない作品であるということは間違いない。 

で、観賞後自分が何を思ったかと言うと、「人は決して学ばない。」

正確に言うと、学ぶかもしれないけど、大部分の人は現在のみを生きて、過去や、未来に生きている訳ではないので、今さえよくなればそれでいいと思っているという事。まぁ、そうだよね・・・。実際、人は過去と比べて、生活が良くなった、とか、自由になったとか実感として感じることは少ない。比較の対象は大体の場合、現在の他人・・・。皆、差ばかり気にしている。(自分もその一人だけど・・・) 

トランプの当選、イギリスのEU離脱、年々酷くなるテロ、人々の格差に対する不満、というよりは、正直「欲」だと思うんだけど、どんどん募っている。こういう時にヒットラーのような言葉巧みな人間が現れたらと思うとぞっとする。ヒットラーの著書「わが闘争」も最近では読めるようになったし・・・。 

「もはや『戦後』ではない」という1956年の経済白書のフレーズは有名だけど、本当に油断していると危ない・・・。「ここ何十年かは戦争なんて起きないだろ、なんとか自分だけは逃げ切りたいよねぇ。」なんて思うのも、やっぱり学んでいない証拠・・・。あなたの何気無い行動や、一言が将来戦争を引き起こすかもしれないのだから・・・。