徹夜本と映画で現実逃避!

現実逃避して、しばし嫌な事忘れましょ!

日本のエンタメを創った偉人達のおはなし・・・(「エンタメ」の夜明け/馬場 康夫 )

新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)

新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日 (講談社+α文庫)

かのホイチョイ・プロダクションで有名な馬場康夫氏が著者となっています。絶版となっていて、(ちなみにアマゾンでは新古本で1万円近くの値がついていました・・・)今までは読めなかったのですが、Thanks to Kindle! なんと今は756円で読めます! 

ホイチョイと言えばやはりバブルですね・・・(笑)

ご存知ない方にちょっと補足をしておきますと、以下の映画は全部ホイチョイです。

①『私をスキーに連れてって

私をスキーに連れてって [DVD]

②『彼女が水着にきがえたら

彼女が水着にきがえたら [DVD]

③『波の数だけ抱きしめて

波の数だけ抱きしめて [DVD]

④『メッセンジャー

メッセンジャー [DVD]

⑤『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション [DVD]

①はスキー②はスキューバ③はミニFM④は自転車便&メッセンジャーバッグ⑤バブル時代への憧憬、とこれらの映画は必ず何かしらのブームを作って来ました・・・。

また、以下の漫画がそうです。未だに連載をしているようなので、ご存知の方も多いと思います。

shogakukan.tameshiyo.me

それと忘れてはいけないのが、『東京いい店やれる店』(1994年) これは当時のトレンディ世代?バブル世代?のバイブルと言われていた本で、2012年に続編『新東京いい店やれる店』が出た時は、昔を思い出して狂喜乱舞した人が多数いたそうです。(私ではないです・・・笑)

東京いい店やれる店新東京いい店やれる店 

そんな馬場さんが書いた本ですから、面白くない筈がありません・・・。

が、読んでみて「!!!、????」

なんと!至って超真面目な本でした。勿論、凄く面白い本には違いないのですが、エンタメ本というよりは、過去の、エンタメ業界の偉人による偉人の偉業を忠実に綴っていらっしゃいます。どちらかと言えば、「おちょくり系」の氏が、これだけ真面目に上梓しているということは、氏にしても過去の偉人はおちょくることができない位大きな存在だったということなのでしょうか?それ位、皆スケールが半端ないです・・・。

東京ディズニーランドができたのが1983年。既に36年前ですが、着想はもっと前からだと思いますので、当時にして百億円単位、ほぼ今と同様な桁でプロジェクトを語っているのには驚いたと同時に、その数字に決して引けを取らない関係者の情熱、熱さにド肝を抜かれました。(当時の物価は今の半分から1/4程度という感じでしょうか・・・。日銀のHPに以下の記載がありました。)

www.boj.or.jp 

高度成長期の古き良き時代の話と言ってしまえば、それまでかもしれませんが、近い未来、再度、我々もそういう時代を作らなければならない気がします。その為にはやっぱり既成概念は全て打ち壊さなくてはいけませんよね。(笑)