徹夜本
題名どおり、昆虫はすごい!というよりそれを通り越して、とんでもないです。(笑) 彼らの種を残すための行動というのは、我々人間の人口減の緩和などとは正直比べものにはなりません。勿論、筆者も本作の中で述べているように、昆虫の本能的な行動と、人間…
1997年に円山町のボロアパートで不幸にも殺害されてしまった東京電力女性社員。超スーパーエリートでありながら、夜な夜な円山町の路上で売春をしていたことが、事件後に判り、マスコミを賑わせたのは未だ記憶に新しい。 明らかに女性は心身を病んでいたと思…
またまた、磯山節、早苗節、炸裂!の武士道ジェネレーション。前3冊同様、変わらずに楽しませてもらいました。あっという間に徹夜で読了というやつですね。(笑) 但し、強いていうと、今作はちょっと、前の3作とは、お話が離れてしまったかなぁ、と言うか、…
別に衝撃で3日間は寝込みませんでしたが(笑)、 確かにかなり「ゴーン」と来ました。 世の中救いがないというよりは如何に自分の思い込みで正義を勘違いしている人が多いか、また、自身の尺度による正義感を押し付けている人が多いか・・・。そんなことに今…
極めてふざけた題名及び表紙の本ではありますが、中身は若干おちゃらけ感のある(ご自身を売り出すのが非常に上手な、と言う意味です。笑)昆虫学者の、至って真面目なバッタ研究記です。 著者は前野ウルド浩太郎氏。ウルドと言うミドルネームがついているか…
これはなんと1958年の作品です。もうエンタメのバイブルと言ってもいい本です。ずっと読みたいと思っていましたが、今まで未読でした。 もう、本当にありとあらゆる(びっくりするような!)忍者が出てきます。 「忍者の術は、相手の意表を突いた場合に、一…
この表紙の色といい、題名といい、とてもまともな本だとは思えないのですが、中身は至って真面目な本でした・・・。 著者は若い時から、なんとなく欲しくなる本や雑貨を置いてあることで有名なヴィレッジヴァンガードに通いつめ、そのまま就職してしまった、…
これぞまさに青春!という作品です。 読みだしたらまず止まりません。武士道シックスティーン→セブンティーン→エイティーンと一挙に読んでしまいましょう、というか読んでしまうと思います(笑) 著者の誉田哲也氏は結構、登場人物を長く書き続けるシリーズ…
コンセント (幻冬舎文庫) 田口ランディと言う名前は勿論知っていたのですが、読むのは初めて。 10ページ位で読んだところで、「ん?龍先生(村上龍氏のこと)と同じ様な題材扱ってるなぁ。ちょっと感じが似てる。面白いかも・・・。」 15ページ位読んだとこ…
アフリカのコンゴ共和国のテレ湖で目撃されると言うモケーレ・ムベンベという謎の生物を真剣にノリで探しに行ってしまった早稲田大学探検部のお話。 結論から言うと、当然モケーレ・ムベンベを目撃することはできない訳ですが、(まぁ、そんな話聞いたことも…
春樹先生よりは龍先生で育った自分は、あまりこの人の作品は読み込んでいないのですが、それでも、設定は面白いし、どんどん引き込まれます。当然、文章も流れるようで相変わらず美しいです。 ただ、やっぱりハルキストじゃないからか、これは「ノルウェイの…
自分は、興味を持った本はアマゾンのwishlistにかたっぱしから放り込んでおいて、読む本が無くなったら、そこから購入という方式を取っているのですが、この本はどうして手元にあるのかが今一不明です。注文履歴を見ると確かに購入しているのですが、何故Wis…
うーん、これは死ぬ程泣けます・・・。 もう設定からして、涙うるうるです。自分はTVドラマ版は見ていませんでしたが、見た方は皆、毎回号泣した・・・と言っていたように記憶しています。 とんび Blu-ray BOX 出版社/メーカー: SDP 発売日: 2013/06/26 メデ…
「梨木香歩」と言う作家も初見で存じ上げませんでしたので、調べてみたところ、児童文学作家、絵本作家、小説家という肩書を持った方でした。ネットでの評判も良く、何故かやたらアマゾンが推薦して来るので、今回読んでみました。(笑) やはり存じ上げませ…
ネットで「これは紛れもない徹夜本!」という記述を見て、早速購入。 著者の名前は初見。そもそも、名前が読めない・・・。(笑)振り仮名も無いし、なんなんだ?と思いきや、下にPROJECT ITOHと小さく書いてある。PROJECT? え、これで計画って読むの?と思…
読了後、ちょっと元気が出るような、ほんわかした作品ですが、扱っている内容は相当奥深いものです。 人間は死んだ後は皆、輪廻して新たな生命として生まれ変われる筈なのですが、例外があり、生前大きな罪を犯した者は、そのパターンに入れず魂の状態で、死…
江國香織氏は既に文壇の重鎮と言ってもよい方だと思いますが、辻仁成氏と男女対になって書いた『冷静と情熱のあいだ Rosso』位しか、自分は読んだことがありませんでした。 今回「きらきらひかる」という題名から何故か目が離せなくなり、読んでみることに・…
西加奈子氏の小説は今回初めて読みました。本作はいろいろな方が、彼女の代表作として挙げていることもあり、かねてから読んでみたいなぁ、と思っていた1冊です。 「肉子ちゃん」 こんな風に人に呼ばれたら、普通は名誉棄損レベルで激怒ですよね・・・ 「肉…
この表紙はちょっとずるいですね・・・どう考えても著者に見えない(笑) こんなことをいうと怒られるかもしれませんが、この方は、ずっとおばさんの気がします。 僕が小さい頃から、おばさんだったし、今もおばさん。これからもおばさん。 真理子先生は自分…
前作の公開が1982年ですので、実に36年ぶりの続編です・・・。前作の筋はおぼろげにしか覚えていませんでしたが、やはり物悲しいidentityものという部分は変わっていませんでした・・・。内容及び出来は全く悪くないですが、前作があって今作が初めて理解で…
「困窮邦人」 自分の意志で海外に出かけ、そのまま文無しになり、帰国ができなくなっている日本人の事を指すそうです。 そんな言葉があることをこれまで知りませんでした。 この本を読むまで自分は、海外へ渡航し、帰国しない(できない)人は、日本国内で、…
先日ブックオフでブラブラしていたら、ん?と目に留まり、一応このTrendを知る恐らく最後の最後の Generationなので興味がフツフツと湧き、思わず購入してしまいました・・・。それにしても、このTiffany&Co.カラー結構目立ちます。 康夫ちゃん絶対狙ったな…
普段あまりこういう本は読まないのですが、なんとなく表紙に惹かれて齧ってしまいましたー。笑(表紙はやっぱり大切ですね・・・) 確かに判り易いし面白い!経済とお金の話がとっても噛み砕いて解説されています。自分に取っても「え、そうだったのかぁ。」…
これもいつか読みたいなぁ、と思ってた一冊。言わずと知れた故井上ひさし氏著。 本作は少々変わっていて、全編手紙で構成されています。 基本、短編集なので、それぞれのエピソードで小さなどんでん返しが繰り返されるのですが、何話か登場人物が被っていた…
シャドウ・ダイバー 下―深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち (ハヤカワ文庫 NF 341) 早くも出会ってしまったかもしれません・・・。 まだ2月の初めだというのに、今年最高の1冊となるかもしれない作品に・・・。 「シャドウ・ダイバー」 (ロバート…
強過ぎるがゆえに、周りがほっておかず、奥さんの薬代を稼ぐと云う口車に載せられ一時期プロに転向。それが影響し、未だに柔道界からほぼ抹殺されている、最強且つ不世出の柔道家、木村正彦氏。彼の一生を18年間愚直に追いかけた秀逸の一冊です。 内容にも、…
一時期話題になった関東連合とその関係者のお話。 3面記事的な興味を満たしてくれる作品としては、とっても面白いし、やはり関係者であった著者(もちろん編集者とかが付いていると思いますが)には文才?地頭の良さのようなものを感じました。 所謂、当時…
これも、ずっと読みたかった一冊です! 著者の元都知事はスター性がないし、怒ってばかりなので好きではありませんでしたが、書き手?調べ手?としてはかなりの人でした。 三島由紀夫の作品はキラキラしていて、本当に「かっこいい」ゆえ、彼は一種の超越し…
最近、著者の消息をとんと聞きませんが、何をなさっているのでしょうか・・・? やはり、あれだけの大長編力作を2作も書き上げてしまったから力尽きて暫くお休みなさっているのでしょうか?でもちょっと長いですよね・・・・。 その大長編力作とは上記「亡…
世界観が凄すぎて、正直自分も100%理解できているとは言えない作品なのですが、それでも面白いです・・・。「青春SFファンタジー?」とでも言えばいいのでしょうか? 本作は、その筋では有名な作品です。(wikiによると「ブギーポップ以降・ブギーポップ以…